【オランダ/ハーグ】子どもの誕生日会の大切さを学ぶ

こんにちは!少し涼しくなったこの週末、窓を開けて外の空気を感じながらnoteを書いています。昨日、娘が通うダンス教室の発表会がありました。

娘の強い意志で2年以上続けているストリートダンス。
他の習い事は、娘の意向で辞めたものもありましたが、ダンスだけは続いています。習い事については前に記事を書いたものがあるので、ご興味があれば。

ショーはチケット制で、€11/人でした。いつもの練習場所とは違うシアターを借りて、バックステージでは立候補した保護者のお手伝いさんが化粧やら衣装の着付けを手伝ってくれていました。

ショー自体は思ったより本格的で「結構ちゃんとやってるやん?!」という感じでした(どこから目線)。オランダの習い事は(日本のものと比べると)ピンからキリまであると聞いていたので、実はあまり期待はしていなかったのです。笑

今回の発表会。何より、娘があんなにキラキラと笑顔で楽しそうに踊っている姿を初めて見て、「すごい…」と声を漏らしてしまいました。
「あぁ、本当に楽しくて続けているんだなぁ…」と感じたというのが正直なところです。
誰かにやるように言われて始めたのではなく、自分でやりたいと言って始めた習い事。きっとそこには彼女なりの責任があって、自由を手に入れて踊っているのでしょう。何とも美しい風景で、ちょっと涙が出ました。(菜央、泣いてたやんな?と、義則に後で言われました。バレてた。爆)

太陽が出てきた!さあ誕生日会シーズンだ!

…ということで、コロナの感染数はまた水面化で増えているとの報道もありながら、オランダの日常生活だけ見れば、もうコロナなんて終わったも同然の社会のように見えます。

屋内、屋外問わずイベントもどんどん増えてきていて、それと同時に増えてくるのが誕生日会。この土曜日はダンスの発表会があったため、クラスの子の2つのパーティーをお断りしなければいけなくなりました…まさに誕生日会ラーッシュ!

そして今日(日曜日)もクラスの子の誕生日会でした。数えてみたら、4週連続で(自分も含め)誰かしらの誕生日会に参加しています…おぅ…

オランダの小学校での誕生日のお祝いとは?

オランダの多くの小学校では、子どもの誕生日をクラス全体で祝うことが多いようです。誕生日の日には、主役の子がクラスの子どもたちにtraktatieと呼ばれる「ちょっとしたプレゼント」を配ります。

「え?誕生日の人が配るの?」
と、思われるかもしれませんが、そうなんです。
「今日、私/僕の誕生日なの!」
と言って、プレゼントを渡すことで、
「おめでとう!!」
と声をかけてもらえる日なのです!

コロナの前までは、家で焼いたマフィンやケーキなどの生物(なまもの)をtraktatieとして持っていってもよかったのですが、娘の学校ではまだ自宅で作ったものを配ることは禁止されています。

よって、ここ数年は(暑い季節なら)アイスクリームをクラス全員に配ったり、お菓子の詰め合わせを配ったりしています。
それに加えて「ちょっとしたおもちゃ」を配ることもあり、シャボン玉やヨーヨー、消しゴムやペンなどをもらって帰ってくることもあります。

教室に入るとまずは誕生日パーティーから1日が始まるという娘のクラス。
みんなでその子を囲んで「お誕生日おめでとう!」と全員で歌を歌うそうです。それから、誕生日を迎えた子が一人ひとりにプレゼントを配り、みんあで食べて楽しい時間を過ごし、それから1日が始まるのだとか。

先生によってはスクリーンに大きなケーキの画像を映してくれたり、ロウソクを紙のケーキに立ててくれて吹き消すためのイベントをしてくれたり…オランダの小学校の子どもたちにとって「誕生日」はとても特別な日かもしれません。

今年の誕生日。娘は学校の名前が入った特別な蛍光ペンセットと、自分に関わってくれている先生たちからの寄せ書きをもらい、嬉しそうに帰ってきました。

「あなたがここにいること」を理由に祝ってもらえる日

オランダに来るまで、もちろん私はこの文化を知りませんでした。

4歳の娘が学校から帰ると「今日は○○の誕生日で、こんなものを食べたよ!もらったよ!」と教えてくれていました。

そして娘の誕生日の前には、当時の担任の先生が私にメールで「オランダの誕生日の文化を知っていますか?😊」と丁寧に教えてくれたことで、やっと「誕生日」という日がこの国でどのように認識されているかを知りました。

誕生日は子どもたちにとってとても特別で大切な日。
そう教えてくれたのは、その当時の担任の先生でした。

「何かを成し遂げたから祝ってもらえるのではなく、あなたが今ここにいること、生まれてきてくれたことが美しい。それを祝ってあげられる日というのはなかなかないですね。だから、誕生日は子どもたちにとって本当に特別で大切な日だと思います」

そう言われてハッとしたことを今も覚えています。

今まで以上に誕生日を大切にすることに

当時のその先生にその言葉をもらってから、娘の誕生日をより大切に感じるようになりました。もちろんこれまでも大切にしてきたつもりでしたが、腰が重くても娘のために誕生日会をしようと思うようになりました。

「あなたは生きているだけで素晴らしい!みんな嬉しい!」

そんな風に感じられる日があるとするならば、それを彼女が望むかたちでしたいと思うようになったのです。

…ということで、精神的な負担も、金銭的な負担ものしかかる訳ですが(笑)、娘は友だちの誕生日会にお呼ばれすることで、友人にとって大切な日を祝い、自分の誕生日会を行うことで同じような喜びを感じているのかもしれないと勝手に思っています。

保護者にとっては結構めんどくさい誕生日会。笑
でも、私の胸に残っている当時の担任の先生の言葉を、私自身はこれからも大切にしていきたいなと思っています。

この記事を書いたボーダレスライター に
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三島 菜央

Nao Mishima

  • 居住国 : オランダ
  • 居住都市 : バーグ
  • 居住年数 : 2年
  • 子ども年齢 : 6歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校

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