【メキシコ】入園手続きとセレモニー

保育園への入園が決まり、次は入園手続きです。

入園手続きに必要な書類は、パスポートのコピー、母子手帳の予防接種欄のコピー、娘の顔写真で、準備物品はオムツ、おしり拭き、着替え1セット。
ちなみに日本の母子手帳の予防接種欄には、日本語の横に英語でも記載があるので、日本の母子手帳のコピーで良いとのことでした。

クレヨンなどの文房具、食事用のスタイは保育園が用意してくれるそうです。

オムツはパックの外側に名前を書いてくれたらいいよと言われたのですが、後で日本にいる友人に聞いてびっくり!
日本の保育園ではオムツ1枚1枚に名前を記載する必要があるんですね・・・。

食事用のスタイなども園指定のものを手作りするよう言われる保育園も日本にあるようで、それに比べると、なんてシンプルな準備で親の負担が少ないんだろうと思いました。

そして毎日持参するものもランチボックスと飲み物だけとのこと。
「え?それだけでいいの?」と驚きました。

そして、後になってわかったことなのですが、私は入園手続きの締め切りまでにすべてをきっちり用意して提出しましたが、入園後数か月経っても書類を提出していない保護者もクラスの中で何人かいたそうです。

日本では必要なものを締め切りまでに提出し、提出しなければ入園できないのが当たり前の考え方だと思っていましたが、どうやらメキシコでは当たり前でないみたいです(笑)

無事登園手続きを済ませ、あとは入園日を待つのみとなりました。

メキシコでの学年の終わりは7月、新学年のスタートは9月で、7月に1年の締めくくりのセレモニーがあるので良かったら見に来ていいよと園長先生に言われたため、喜んで出席しました。

日本での1年の締めくくりの式、修了式と言うと、一人ずつ名前が呼ばれ、園長先生から修了証書をもらい、シュプレヒコールがあり、涙涙・・・というイメージが私の中でありましたが、メキシコの修了式は全く違うものでした。

それは、ド派手な舞台で、サングラスをかけた子どもたちと先生がノリノリで踊るというセレモニーでした(笑)
日本のしっとりとした感じの式とは全く違いましたが、子ども達も先生も保護者も皆楽しそうで、「子どもの節目を楽しく過ごして思い出に残そう!」といった感じが伝わってきて、いつでも音楽と踊りが大好きなメキシコ人らしいなぁと思いました。

そして驚いたのは、平日の昼間にも関わらず、出席している保護者の多さです。ほとんどの家族が両親揃っての出席。祖父母と思われる方もたくさん来られていました。
日本であれば、平日の昼間の開催だと、仕事があるという理由で欠席する父親が多いのではないかと思います。
子どもに関わる行事は家族総出で参加してみんなで楽しむのがメキシコ人の考えのようです。

日本では最近「育メン」や「働き方改革」などの言葉が浸透し始め、子育てに参加する男性が増えつつあるとは思いますが、メキシコ人の家族に対する考え方を私達日本人は見習わなければ、と思いました

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