【アメリカ/ノースカロライナ】すべての学生に食料を〜休校中の食料支援「FOOD FOR STUDENTS」について〜
こんにちは。
前回投稿よりすっかり日時が経ってしまいました。
実は、主人の任期を終え、この夏に日本へ完全帰国をしました。帰国前後は思わぬハプニングが次々に起こり、大変な夏でしたが、少し落ち着いたので、アメリカでのことを思い出して書かせていただこうと思います。
さて、今回は、コロナ休校中の「市」による食料支援についてです。
コロナの影響による親の失職、毎日子供が家にいる親のストレス軽減などの目的で始まった取り組みですが、元々貧富の差が激しいアメリカでは、子供たちの安定した食事の提供を懸念する声が益々高まりました。
私たちの住んでいた市では、毎日同じ時刻、指定された場所で、誰でも予約なしで受け取ることのできる食料配布が行われ、私も子供二人を連れて仕事へ行かなければならない日や、ちょっと息抜きをしたい時(…ダメ主婦でごめんなさい!)など、何度かお世話になりました。
受け取る時はこのように個別に分けて入れられていて、
中にはこんな感じで入っています。
メニューは、ピザやハンバーガーなどTHE・アメリカンで、お味は…アメリカにしては薄味だなという印象です(笑)
また、学校区の冬休みや春休みなどの休暇前は、すぐに食べられるランチセットではなく、食材が配布されました。
段ボールいっぱいに詰め込まれたこれらの食材、量の多さはもちろん、野菜の質の良く、とても有り難かったです。
また、ずっと学校へ行けない日が何ヶ月も続いていた中、子供たちも毎回、今日はどんなメニューだろう!何が入っているんだろう!と、目を輝かせて袋を開けていました。
オンライン授業で変化のない毎日に、胃袋だけでなく、親子の心まで潤わせてくれたこのFOOD FOR STUDENTSの取り組みに、今でもとても感謝しています。
中村 友美
Yumi Nakamura
- 居住国:アメリカ合衆国
- 居住都市:ノースカロライナ州
- 居住年数:2年
- 子ども年齢:7歳、4歳
- 教育環境:現地公立小学校、デイ・ケア(保育園)