【アメリカ / ノースカロライナ】一年ぶりの登校
今回は、今までにないくらいのビッグニュースです!笑
3月22日より、ついに…。ついに、息子たちの通う公立小学校が再開しました!!
…こうして兄弟揃って同じバスに乗って登校する日をずっと待ち望んでいました。
2020年3月中旬に、コロナウィルス感染拡大に伴って突然学校が閉鎖になり、あれよあれよという間にオンライン授業が定着し、気づけば丸一年。涙なしでは語れない、この一年(笑)長かったといえば長かったのですが、オンライン授業が定着し過ぎてしまって、逆に、学校へ登校させることの方が私は変な背徳感すら感じるという心境です。小学生は登校するのが当たり前なのに…!
というわけで、登校再開初日は終始ソワソワしていましたが、二人とも良い表情をして帰って来るのを見た時は、本当にホッとしました。
登校再開といえども、今週はクラスを2つに分けての週2登校(月火班と木金班)で、自分が登校しない日は家でオンライン授業を受けることになります。
さらに、“登校”すること自体を希望しない人は、引き続き自宅でオンライン授業を受けることが出来るので、同じクラスの中にも、“学校に登校している人”と、“家でオンライン授業を受ける人”の両方が入り混じっています。
こんなややこしい状況下で、一体どんな授業になるのかなどは想像するのが難しかったのですが、再開して4日が経ち、少しそのずつ様子が分かってきました。
まずは長男(2nd grade)。
個別に与えられた机が置いてあり、先生の指示があるまではそこから決して離れてはならず、トイレへ行く時も先生の許可を得てから行きます。(6フィートの社会的距離を保ち、誰かがトイレを使用する度に、副担任の先生が便器やノブなどを消毒するそう…)
そして、基本的にはノート型パソコンを持参して、画面の中で授業を受けます。つまり、学校へは登校するけれど、全員で授業を受ける時やアカデミックな内容を学ぶときはGoogle meetを使って授業を受けるのです。これは、自宅でオンライン授業を受けている生徒と同時に授業を進めるためだと思われます。
そして、Google meetを使用しない時間帯は、自習や外遊びの時間に使われます。
そして次男(Kindergarten)。
次男も長男同様、個別に与えられた机があり、基本的にはそこで過ごします。2nd gradeとの違いは、学校へ登校している人はデバイスを使わず、6フィート間隔で床に座り、教室の大きなホワイトボードや先生の方を見て授業を受けます。
先生はどうやら、自宅でオンライン授業を受けている生徒と、教室にいる生徒の方を交互に見渡し、同時に授業をしているようです。(す…すごい…。)
息子の話によると、先生のパソコンの画面(絵本や問題文など)は、教室の大きなホワイトボードに映し出されているとのこと。
まだ5歳6歳の小さな子ども達18人を、教室だけでまとめるのも大変なのに、教室とオンラインを同時に授業をするなんて!
この写真は、外で昼食を食べている様子です。この日は少し寒かったのですがお天気も良く、とっても気持ち良さそうです。
息子もピクニックみたいで喜んでいました。外なら、喋りながら食べても良いそうです。また、昼食は持参しても良いし、学校で無料のランチを受け取ることも可能です。
Kinderは、子どもの年齢的なこともあって、“教室で静かに過ごさせる”ことよりも、外に出てのびのびとお昼を食べたり走り回らせたりすることを重点的に考えてくれているようです。
もちろん、外遊びの時も、マスクを付けたまま6フィートの距離を保つよう、先生が常に目を光らせていたそうです。
このような学校での写真は、担任の先生が撮影して、SeeSawアプリに投稿してくれたものです。学校での様子を親も知ることが出来ます。
どうしてこんなに急に学校が再開したのか。
それは、ノースカロライナ州知事による決断でした。
3月に入ってから突然、「今月中に全ての小学校の対面授業を再開するように!」と言ったのです。
3月最終週は、元々春休みの予定だったので、3月22日の週には遅くてもreopenさせなければいけない状況になりました。
学校側はもう、それはそれは大慌て!だったことでしょう。度重なる、変更変更の学校や学校区からのメールに、日々ついていくのが必死ですが、子ども達が笑顔で学校へ登校出来るようになって、本当に嬉しいです。
春休み明けの4月5日からは、週4日の登校が可能になります。引き続き、自宅でのオンライン学習を希望する人と、登校を希望する人の二手に分かれ、先生たちは大変そうですが、全ての人たちにとって少しずつ笑顔が戻りつつあるのは確かです。
この記事を書いたボーダレスライター に
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中村 友美
Yumi Nakamura
- 居住国:アメリカ合衆国
- 居住都市:ノースカロライナ州
- 居住年数:1年
- 子ども年齢:7歳、4歳
- 教育環境:現地公立小学校、デイ・ケア(保育園)