【オランダ/アムステルダム】毎日三食家族でご飯

長らくご無沙汰しております、アムステルダムからこんにちは。
最近は日照時間が短くなり、冬に向かう気配がひしひしと漂っております。

ご無沙汰している間に、夏休み明けの8月後半から、
長女はグループ4(日本でいう小学2年生)
次女はグループ2(日本でいう年長さん)
へと進級いたしました。
それはそれは色々なことがありました…娘たちはまだ新学年に慣れているとは言い難い状況ですが、焦らずにゆっくりと慣れればよし、と自分に言い聞かせているところです。

さて、学校は始まったとて、
なんと我が家…
毎日毎日家族みんなで三食一緒に食べています。。。

日本の小学生のいる家庭ではあり得ないこの状況!

娘たちは12時に一度帰宅してご飯を食べ、13時にまた学校に行っているのです。
夫も家で仕事をしているため、家族4人で毎食ご飯というロックダウンさながらの日々…!

どうしてこんなことになっているのかと申しますと。

各学校によって違いはあるようですが、娘たちの学校では、お昼休みを学校で過ごすのは”有料”でございます。あくまでお弁当持参ですので、この支払いは給食費ではなく、お昼休みの”託児料”ということになります。

具体的には、オンライン上のカレンダーにその日の11時までにポチっと予約をします。
毎月利用日数が集計されて、口座引き落としがかかります。
1回の利用につき2.45ユーロ。水曜日は午前中だけなので、週4回フルで利用した場合は、日本円にすると大体5千円ほど、姉妹二人で毎月約1万円程度の利用料です。

予約をすると学校でお昼休みを過ごすことができ、提携している外部の託児スタッフが子どもたちの昼食や外遊びの面倒を見てくれるという仕組みなのです。

その間教師たちは別室でお昼をとっています。
給食も教育活動の一環として先生方の指導のもと給食当番等をしてきた日本育ちの私からすると、随分と異なる風景です。

毎日各クラスで数名は帰宅して昼食をとる子がいますし、何曜日は学校で食べて何曜日はお家で食べる、という子ももちろんいます。

がしかし。
我が娘たちは「毎日お家で食べたい!」と譲りません…
我が家と学校の距離は550メートル、近いんですよね…
とはいえ、娘たちの学校ではグループ4までは親の送迎が必須ですので、
『朝送って〜12時に迎えに行って〜13時に送って〜15時15分にお迎えに行って〜』という毎日は、なかなかどうして…泣。

学校では心の糸をピンと張っている様子の彼女たちにとって、家での昼食のひとときが大事な休息になっているのかなと、今のところは受け入れております。

でも本音は、一刻も早く「学校で食べたい!」と思ってもらえたらなと。
お友達との昼休みならではの交流もたくさんあるはずです。

なんとかポジティブにこの状況を捉えるとしたら、まずはお金がかからないこと。
(…まあでも私の日々の飲酒代を削る方がどう考えても節約になります笑)

そして、長い目を降臨させると、家族みんなで毎食ご飯を食べられるなんて、かなりレアな時間なのではないかということ。

これはこれで幸せな日々なのかもしれません。

いつまで続くのかは分かりませんが、子どもたちがこちらに見向きもしなくなる日が来ることを心待ちにしつつ、本日も三食みんなで食べようと思います。

この記事を書いたボーダレスライター に
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有川 敦子

Atsuko Arikawa

  • 居住国 : オランダ
  • 居住都市 : アムステルダム
  • 居住年数 : 4年
  • 子ども年齢 : 7歳、5歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校(ニューカマークラス、ダルトン・プラン)

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