【オーストラリア】公立小学校への入学は長女の一声で
現在娘二人は学区内の公立小学校へ通っています。
長女が小学1年生になるとき、考えられる主な選択肢は以下の4つでした。
- 日本人学校
- 学区内の公立小学校
- 私立校
- ホームスクーリング(紹介しますが、我が家ではこれは選択肢にはありませんでした。)
なぜ学区内の公立小学校を選んだか。
理由は単純で、すでに学区内の公立幼稚園に通っていたからです。
パースがある西オーストラリア州の就学制度では公立小学校所属で幼稚園(Kindy。4歳-5歳。義務教育ではなく任意)があり、Pre-Primaryと呼ばれるプレスクール(5歳-6歳)から義務教育が始まります。
幼稚園を決める当時、長女はシュタイナースクールのプレイグループとプレ幼稚園に通っており、とても気に入っていました。ところが「どの幼稚園に行きたい?」という質問には間髪入れず「近所の公立幼稚園」と返したのです。
近所の公立幼稚園は、つまり、近所の大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんが吸い込まれていく公立小学校のことでもあり、彼女はそこへ通える日を心待ちにしていたようでした。そういえば金網によじ登って中をじーっと見ていたものでした。
徒歩5分ほどの距離にある公立幼稚園に通いたいと娘が言うならそれに越したことはない(対するシュタイナースクールは車で20分)、ということで近所の公立幼稚園への通学が決定しました。
幼稚園からプレスクールへと自然な流れで入学した後、いよいよ小学校入学時に、日本人学校という選択肢が出てきます。
日本人学校は当然のことながら幼稚園もプレスクールもないので、日本人学校に入学するということは通っている公立プレスクールから転校して入学することになります。変化を好まない長女が選んだのはお友達のいる公立小学校に引き続き通うことでした。そして、土曜日に日本語補習校に通う。
次女も同じ公立幼稚園に入園、勝手知ったるなんとかで、すぐにお友達も作り、プレスクール、そして今年は小学校1年生に。
このような流れで2人とも月曜から金曜日は公立小学校に、土曜日は日本語補習校に通うライフスタイルを送っています。日本語補習校で学ぶのは国語だけなので、算数・社会・理科は別途日本から通信教育を取り寄せています。
正直なところ、親としては日本人学校に通っていれば、、、と思うことが多々あります。日本語を家で学ぶ手間や時間が省けます(家で日本語学習を見るのは相当な労力です)。週末旅行も計画できます。補習校の宿題が進まない時は耳元で「日本人学校という選択肢はいつでもあるからね。無理しないでいいのよー」と囁きますが、慣れ親しんだ公立小学校から転校する気はまだまだないようです。
この記事を書いたボーダレスライター に
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高野 優子
Yuko Takano
- 居住国 : オーストラリア
- 居住都市 : パース
- 居住年数 : 8年
- 子ども年齢 : 9歳、6歳
- 教育環境 : 現地公立小学校