【アメリカ / ノースカロライナ】オンライン授業のデメリット

うちの子どもたちは、もうすっかり慣れてしまった小学校のオンライン授業。
しかし、画期的で便利なことばかりでは無く、やはり問題点もあります。
今日はその、オンライン授業の問題点についてを取り上げてみたいと思います。

まず、私が実際に感じたオンライン授業のデメリットをざっと挙げてみると、

①LIVEの授業が一日に2時間半〜3時間程度しかない
②「オン」「オフ」の気持ちの切り替えが難しい
③インターネット接続に関するシステム上の問題の多発
④どうしても孤独を感じる

こんな感じです。

①の、”LIVEの授業が一日に2時間半〜3時間程度しかない”についてですが、オンライン授業といっても、先生によるLIVEの授業は、一日に2時間半〜3時間程度しかありません。私の個人的な意見ですが、やはり少し短いです。

しかし、だからといって、小学生が毎日5時間も6時間も連続でパソコンを見続けながらオンライン授業を受けるのは、無理でしょう。それに、そんなに長い時間パソコンを見て、体に悪くないわけがありません(笑)
そのLIVEの授業が無い時間帯は、「家庭学習・自習」になるのです。

子どもというのは(大人もですが、笑)、誰かに見られていないと、どうしてもダラダラしてしまいますよね。そんな時に、声をかけたり、励ましたりするのが、一緒にいる「親」なのですが、その親の負担といったらもう…苦笑。
これが、デメリット②の“「オン」「オフ」の気持ちの切り替えが難しい”です。

集団生活の規律があり、先生という「大人」が常に見守ってくれる学校は、本当に素晴らしい学びの場なんだなと改めて感じます。

さらに、③の”インターネット接続に関するシステム上の問題の多発”については、オンライン授業を受ける上でどうしても起こりうることです。
我が家は、アメリカで一、二を争う某有名企業の高速インターネットを契約していますが、それでもたまに突然プツっと切れることがあります。また、先生側のインターネット接続の状態が悪く、声が途切れたり、画面がフリーズしたりすることもしばしば。対処方法としては、一度切って、再度その授業meetingに入り直すと、大抵は元に戻るのですが、この作業は子どもの集中力を阻害してしまいます。

そして、私が思う最大のデメリットは、④の”孤独を感じる”です。
画面越しにしか先生やクラスメイトと繋がれないため、同じ教室で同じ空気を吸って学ぶin personの授業で得られるような、クラスの「一体感」を感じることは困難です。それでも先生は、出来るだけ子どもたちが教室にいるような感覚を持てるように授業を工夫してくださっていますが…。

あと、これはデメリットではないのですが、マイクのミュートを外して声や音を出して授業を妨害したり、居眠りをしている生徒がいたら、先生が当該生徒をKick Outします。つまり、先生がパソコンを操作してその生徒を強制的に授業から退出させ、追い出すのです。
息子のパソコンの画面の下の方にも、「○○(生徒の名前)removed from the meeting.」と表示されるので、よくわかります。小学校低学年なのですが、…結構厳しいことに驚きました。

もちろん、学校や先生によっても違うと思いますが、家で受ける授業なので、ある程度厳しくしてもらった方が、勉強と休憩のメリハリがついて良いでしょうね。
いずれにしても、息子の担任の先生は、ビシッと厳しくクラスを統括してくれていて、生徒一人一人の顔も、画面を通してしっかりと見てくれているのがよく分かります。責任を持って、プロフェッショナルな仕事をしてくれている担任の先生には、感謝しています。

さぁ、今日も日中、家に流れ続ける息子のオンライン授業の英語!
…家事や仕事をしながら、たまに耳を傾けてみますが、む…難しい…。

タイミングをみて、掃除機をかけたり洗い物をしたりしないといけないので、オンライン授業のデメリット⑤としては、”親も気を遣う”でしょうか…笑。

この記事を書いたボーダレスライター に
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中村 友美

Yumi Nakamura

  • 居住国:アメリカ合衆国
  • 居住都市:ノースカロライナ州
  • 居住年数:1年
  • 子ども年齢:7歳、4歳
  • 教育環境:現地公立小学校、デイ・ケア(保育園)

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