【オランダ】現地校 初登校の日

さて、今日から娘の小学校が始まりました。
待ちに待った初登校の日…

何も特記事項がなかったので、おそらくお弁当は必要だろう…と思ったのですが、まぁ、もし必要であればまた後で届ければ良いか。と、スナックだけカバンに詰め込み。

当の本人は…というと、何やら口内に口内炎ができているらしく朝からご機嫌ナナメ。(なんでこんな時に!)
朝ごはんもほとんど食べず、食べるたびに「痛い~!!」と叫ぶ始末。
食べたい、食べられない…を何周もして疲れた様子でした。

でもたぶん、口内炎のことだけではなくて、今日から小学校か…と少しナーバスになっていたのだと思います。
とりあえず、こっそり忍ばせておいたフリフリのドレススカートを見せて、
「今日はめっちゃ可愛く行こう!」と励ましました。

案の定、それで結構テンション上がってました。←
買っといて良かった…救われた…

朝ごはんも早々に、自転車に乗せていざ出発!
私たちが住んでいる地域には徒歩圏内、自転車圏内にかなりの数の小学校があります。
自転車でしゅーっとすぐに到着すると、門前にはかなりの数の保護者と生徒が。
門が開き、先生たちが笑顔でみんなを迎えてくれました。

娘は慣らし登校で訪れた部屋の場所を覚えていて、手を繋いで連れて行ってくれました。
教室の外を見てみると、娘の名前が書かれた荷物バッグ、棚…などなどが既に用意されていて、「入学したんだな….!!!」と、ジワジワ実感が。
娘も名前が書かれた備品を見て、とても嬉しそうでした。

周囲の保護者の人に、「これには何を入れるの?」など色々聞きながら、何とかカバンの中身を出していると。
スナックとともに、「やっぱりみんなランチ入れてる!」となり。笑

「今日ってランチいるんですよね?」と、近くにいた保護者に聞くと、
「うちはランチで連れて帰れないから~。でも、昼食は連れて帰ってまた連れてきてもいいはずよ!時間はちょっとわからないけど…担任なら知ってるから聞いてみて!」とのこと。
「そうか、その手があったか!」ということで、娘を連れて教室の中へ。

担任の先生が娘を温かく迎え入れてくれて、右手を出しました。
娘も右手を出して握手。
オランダ語で、「あなたのおなまえは?」と聞いてくれていましたが、娘は反応できず。
少し英語に近い表現で、 “Wat is jouw naam?”と聞かれると、
”Ik ben ….”と自分の名前を言っていてビックリ。

いや、確かに練習したけど随分と前のこと。
内心、「ええぇええぇええぇえ?!??!」となっていましたが、 驚きを悟られないようにニッコリしていました。←

机の上に名前が書かれたリストが2枚置かれていたので聞いてみると、
・ランチの時に連れて帰るかどうか
・今日の放課後に迎えに来る人の名前
を書き入れて欲しいとのこと。

「今日はランチを持って来ていなくて、連れて帰っても良いですか?」と聞くと、
「えぇ、もちろん!」と、迎えに来る時間と、次に連れてくる時間のリミットを教えてくれました。

「最初のうちはランチに帰る子もチラホラいるけど、年度の最後にはみんな学校で食べるようになっているから覚えておいてね!ほら、子どもが1日2回ママとバイバイしないといけないのは寂しいでしょ?笑」と、教えてくれました。

教室の中にはそれぞれの名前が書かれた椅子が半円で並んでいて、
娘は自分の椅子を見つけるなり、座りにいきました。笑
…この状況は日本のインターと全く同じだったので、たぶん反射。←

“Give me a hug!”
と、私が言うと、娘は戻ってきてくれて。(戻すんかい)
“I’m sure you’ll have a good time, I love you!”
と言うと、”love you, too!”と、娘はまた自分の席へ。

なんと意外とあっさり入っていきました…
昨日の夜の私の憂鬱と、朝のモヤモヤはどこで処理すれば。←
…とにかく、よかったんだ。うん。

ということで、私は自転車にまたがり帰宅。
自宅に帰ってしばらくの間家事と仕事をして、またランチのお迎えへ。

門前で待っていると、別のママが1人。
「ランチのお迎え?」と聞くと、
「そうなの、今日が初めての学校の日だから…あなたも?」
…という感じで、しばらく同じクラスのママと話をしいるうちに娘が先生に連れられこちらへ。

「お昼食べに帰ろっか!」
というと、
「うん!でも、口痛いねんな~。ドーナッツは食べたけど、キウイは口痛いから食べられなかったわ」
(おいおいおい。それは口痛くないやろ)
と、内心突っ込みながら、「そうか~」と言いながら帰路へ。

「どう?午前中楽しかった?何した?」と、少しドキドキする私。
「日本の保育園でやったやつみたいなんはなかったわ。みんなオランダ語喋るから、ちょっとわからんわ~」と、結構あっけらかんと言っていました…あぁ、そうか…良かった。

とりあえず、外で遊んだり、クラスで集まってみたり、先生の話を聞いたり。
初日ということもあって、色々自由にできたそうです。

「みんなランチ持ってきてた。明日からお弁当にしてね」
「え、、、えぇ?!え、そうなの?!明日からお弁当でいいの?!」(心の叫び)

もしかして、娘は母がお弁当を忘れたから特別に帰らせてもらっていると勘違いしているのでは。爆
うん、もうそれでいいよ。母ちゃんおっちょこちょいパターンね。

「わかった…明日からお弁当ね。おにぎり入れとくね」
「ハンバーグもね!」
「はーい」
…ということで、家に着き用意してあった昼食を食べ、また自転車に乗って学校へ。

娘が通う小学校では一斉に昼食の時間になるのではなく、
group1と2は○時から、group3と4は○時から…という風に時間が分かれています。
きっと、一斉に昼食にすると校内やplaygroundが混むからだと思うのですが。

とにかく、無事学校に戻り教室に入ると、知らない男性が。
まだ彼が何者かはわからないのですが、おそらく生徒を見守る昼食番の人だと思います。
担任が教室に張り付くのではないのか…だって、先生もゆっくりお昼ご飯食べたいものね。
その男性に名前を聞かれ、握手をし、また笑顔で娘としばしお別れ。
見ていると、彼女は複数人で動物のおもちゃで遊んでいるグループに入っていきました。
自分の娘ながら関心です….私だったら絶対泣いてるわ。←

そんなこんなでまた数時間経ちお迎えの時間。
門前に着くと、朝と同じくすごい数の人たち…。
「みんな本当に働いてる?笑」
というのが正直な感想。
きっと、時短や在宅勤務など、私には想像もつかないフレキシブルな働き方の人が多いのかもしれません。
帰宅時は教室ではなく、外の広場に集まって保護者を待つのが通例のようで、娘も担任やクラスの子たちと一緒に広場の片隅で待っていました。

しばらく子どもたちの様子を見ていたのですが、保護者に迎えに来てもらった子どもたちはとても嬉しそう。「小学生でもお迎えっていいな~」と思いました。

担任の先生から紙を渡され、
「これ、学校と連絡をとるアプリのインストールの仕方とユーザー名だから、家に帰って設定してね!」とのこと。
……そんなのあるの?アプリが?え?

さて、そんなこんなで彼女に感想を聞いてみると、
「明日も行く!」とのこと。

ひとまず、現地校の初登校は無事終わりました。
きっと初日はいろんなことが新鮮だったのだと思います。
今週中にいろんな感情が出てくるような気も…でもそれも心の成長。

たくさん励まして、心から応援して、娘の成長を支えたいと思います。
私には到底できないことを娘は前向きに頑張ろうとしているのだから!

とにかく、口内炎が一刻も早く治るように早く寝かせ、
明日は朝からハンバーグ作り頑張ろう!

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