【親子留学】ニュージーランドの小学校で起こった事件

ニュージーランドの田舎の小学校に登校2日目、事件は起こった(笑)

初日にオリエンテーション。
フレンドリーな若い校長先生が学校案内。

声かけを全て理解し、受け答えする二人。
教室につくと「⚪︎ちゃんの隣に行って」と校長先生に指示され、
それぞれの教室へ入る子供たち。

長女は私の顔も見ず教室へ。
次女は途中まで私に隠れてちょっと不安そうだったけど自分のクラスに来ると
握っていた手をすっと話してクラスメートのところへ。

2人の後ろ姿を見た私は親子留学連れてこられた達成感でいっぱいになった。

ちゃんと意思疎通できて、
海外の環境にもすーっと溶け込めてて。

そして、このまま順調に行くと思いきや…

2日目まさかの長女、登校拒否。
「絶対行かない!」

こうなったらテコでも動かない長女。
結局、校門で私と30分以上の押し問答の末、
「クラスを替えてほしい」と自分の口で伝え、ことなきを得た。

嫌がった理由を尋ねると
クラスの子にバカにされたと思ったから。

後でわかったことだけど
彼女をバカにしたわけじゃなくて
彼女の発言が的外れでクスクスとなった子がいて
それで心が折れちゃったよう。

彼女が学校に行くのを嫌がった時、
家に連れて帰ることもできたし、
私が学校に伝えることもできたけどあえてしなかった。

というのも、彼女には
伝えられるだけの言語力はあるし
ここで単に嫌なことから逃げる選択をしてほしくなかったから。

この時の学校の対応はとってもすばらしかった。

ちゃんと子供が納得するように
クラスの子にも事情を聞き全力でサポートしてくれた。

私には報告をしてくれただけでメインは彼女と話してくれた。

子供を尊重して話してくれてるというのが伝わった。

その日は新しいクラスで楽しめたみたいでお迎えに行くと
満面の笑みで飛びついてきてくれた。

「ママ、楽しかったよ」
そう言って一日のいろんな話をしてくれた。

この二日間で母子共にまた成長できたなぁと思えた出来事。

子供にとって全く違う環境に身を置くことの意味。
例え言語がある程度理解できても
それは私たちが想像する以上に経験値の少ない子供にとっては
不安で不安でたまらないこと。

ただ、それを周りの大人がどうサポートするかで
子供達の捉え方も、その後の行動も、変わってくる。

そんなことを学んだ日だった。

中村 ちこ

Chico Nakamura

  • 居住国 : 日本
  • 居住都市 : 京都
  • 子ども年齢 : 11歳,8歳
  • 教育環境 : 公立小学校

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