【ニュージーランド】小学校のあれこれ
ニュージーランドの小学校はどんなところなんだろうと思っていたら、とてもおもしろそうなところでした。
教室はカラフルで決められた自分の机と椅子はありません。
教室には知育玩具、着替えて遊ぶコスチューム、人形やおままごとができるカフェもあります。好きに遊んでいい時間が毎日必ずあるので、こりゃ、学校行きたくなるな〜という感じです!
日本の幼稚園でいうと年中・年長さんの年齢なので、日本の小学校生活というより幼稚園に少し学習が入るというイメージが近いように思います。
今のところ基本的な持ち物は、着替えとランチボックスと水筒、あとはbookbagといって、簡単な宿題や図書室で借りた本、たまにある配布物を持ち帰る用の日本の連絡袋のようなものがあります。鉛筆やハサミなどは学校のものをみんなで使うので、自分のものを持っていく必要はありません。
リュックサックの中は、着替えとランチボックスがあるので量はありますが、私が日本の公立小学校で働いてた頃の児童の持ち物の重さと比べると、断然軽いです。
現在の日本の小学生はどうでしょうか。子どもにとって身体の負担にならない重さであることを願います。
教科書もありません。日々のスケジュールは大まかなイベントの予定がわかっているのみで時間割もありません。
しかしながら、先生達は子どもにどんなことをさせるかその日の朝にはもう決めているようで、学習の準備はしっかりされているようにみえます。
また、学年を超えた授業などもあります。
ニュージーランドの小学校は、10歳ぐらいまでは登下校の際に保護者の送迎が必要です。これがけっこう大変で、まだ未就園児の娘がいる我が家は、いつも娘を連れて車で送迎しています。
息子の小学校は9時までに登校し、14時45分に終わります。学年が上がっても下校時刻は同じです。
徒歩で学校へ行くのは遠い子もいますし、保護者の送迎が必要ということもあるので、学校の近くの道は、登下校の時間に「school traffic」という交通渋滞が起こります。
学校の近くで駐車するところがうまく見つけられないこともあります。その時は少し遠くに停めて、2歳の娘を連れて教室の前まで送ることになります。
これが毎日です。時間が決まっていることなので、娘のご機嫌がナナメでもどうにかして連れていくしかない(泣)
そして急がなくていい帰り道などは、娘のペースで寄り道あり、遊びありで過ごしています。
日本の幼稚園バスや小学校の集団での登下校の様子を、思い出す今日この頃です。
ちなみに、学校と併設されている日本の学童クラブのようなところはないので、保護者の仕事等で登校前や下校後に子を預かってもらいたい家庭は民間が経営している預かり施設を利用されているようです。
今回はニュージーランドの小学校について、入学してわかったことをお伝えしました。
ニュージーランドの幼稚園から小学校へのステップは、その年齢がまだ5、6歳ということもあり、日本の幼稚園から小学校に上がるときと比べると緩やかな階段のように思いました。
学習の様子などの詳しいことについては、また次回以降に書きたいと思います。