【タイ】タイより、サワディーカー!

初めまして。
タイを担当します、fumiです。

私は、夫の駐在の帯同で、2011年12月にタイのバンコクにやってきました。
元々、タイは大好きな国で、旅行でも数回訪れていた国だったので、駐在が決まった時はとても嬉しかったです。

ただ、こんなに長く住むことになるとは、、、

我が家は、夫と、10歳の長男、4歳になる長女の4人家族です。
2人の子どもたちはバンコクで生まれ育ち、日本には住んだことのない日本人です。

私は、大学院で日本語教育を専攻していたこともあり、母語教育、バイリンガル教育、第二言語習得の過程など勉強したことが海外での育児に役立っていますが、実際に海外で子育てをする日々の中で、10代で海外留学したことがある自分であっても、我が子と経験や感覚を共有できないことがあることに気づきました。

2018年にサードカルチャーキッズ(Third Culture Kids=以下TCK)という概念に出会い、勉強を始めました。
現在はインスタグラムや時々講座でサードカルチャーキッズ(TCK)のことを伝えています。

サードカルチャーキッズ(TCK)とは、「発達段階のかなりの年数を両親の属する文化圏の外で過ごした子どものことである。」と『サードカルチャーキッズ 多文化の間で生きる子どもたち』の中で、2人の著者デビット・C.ポロック、ルース=ヴァン・リーケンによって定義されています。

「両親の生まれた国の文化を第一文化、現在生活している国の文化を第二文化とし、この2つの文化の間で特定の文化に属することなく独自の生活文化を創造していく子どもたちのこと」です。
これは、まさに我が子たちのことであり、ひいては、読者の皆様のお子さま方もサードカルチャーキッズ(TCK)である可能性が高いと思います。

こんな風に書くと、どんな素晴らしい育児をしているのかと思われるかもしれませんが、至って普通にイライラして怒って叱って仲直りしての、普通のごく一般的な子育てです。

ただ、このサードカルチャーキッズ(TCK)の概念や、この子たちの特徴、メリット、チャレンジを知ったことで、海外子育てで悩んだ時、困った時、そして健全に育って欲しいと願った時のヒントとなって、行動や選択をすることができるようになりました。

残念ながら、サードカルチャーキッズ(TCK)については、日本語でのリソースが少なく、まだ多くの方に知られていないのが現状です。

<OVER THE BORDER -読む聴く知る 世界の教育->の記事では、サードカルチャーキッズ(TCK)についてお伝えできるよう、またこのサードカルチャーキッズ(TCK)の知識を使って、私がどのように悩みを解決したり、海外子育てを工夫したり、子どもの発言を解釈したりしているのかお伝えし、読者の皆様の海外子育ての一助になれたら、と思っています。

どうぞよろしくお願い致します。

この記事を書いたボーダレスライター に
もっと話を聞きたい方はこちらをClick!

fumi

fumi

  • 居住国 : タイ
  • 居住都市 : バンコク
  • 居住年数 : 10年
  • 子ども年齢 : 10歳、4歳
  • 教育環境 : インターナショナルスクール

and more...