【イングランド】イングランドのコロナ対策
最近悲しいニュースが多いですが、いかがお過ごしですか?
日本はもうすぐ卒業式のシーズンですね。
日本に住んでいる友人からここ数ヶ月新型コロナウイルス感染症による学校や保育園休業が多くなっていると聞いております。
イングランドは2月24日から新型コロナウイルス対策のすべての法的規制が全て撤廃されました。法律上、室内でのマスク着用は義務ではなく、陽性者も隔離をする義務もないのです。
今回お伝えするのは、あくまでも息子たちが通っている小学校と保育園の取り組みを紹介するだけで、どちらがいいという意見ではありません。しかし、明らかに日本とイングランドを比べると感染者と死亡者数が多い状況です。
まずは、マスク着用について。
保育園も小学校も生徒はマスクを着用していません。先生たちも、教室に入ればマスクを着用していません。
規制撤去以前は、息子たちが通っている小学校と保育園では、送り迎えの時に、親はマスクを着用が義務となっており先生も着用していました。今は、義務になっていませんが着用している人は多いです。
以前、保育園の送り迎えの時は親は教室まで入ることができました。しかし、新型コロナが感染し始めた2年前から親は教室に入ることができず、保育園の玄関での送り迎えでした。
しかし、来週から迎えに行く時は教室に入ることができます。長男が通っていた時は、迎えの時に教室、息子、そして他の園児の様子も見れてとてもよかったので、また同じことができるのが楽しみです。
感染者数が多かった頃には、保育園で登園する時に体温検査をしてくれていましたが、いつのまにかなくなっていました。熱や咳が出て保育園を休んだ時は、直ぐにPCR検査を受けに行き、結果が陰性で体調がよくなったら登園してもいいことになっています。
小学校でも同様でした。PCR検査が簡単に無料で受けられるので助かっています。抗原検査キットも無料で支給されており自宅で簡単に検査でき、先生たちは定期的に検査をし、出勤をしていたようです。
今は陽性者になっても隔離をする必要が法律上ありませんが、小学校と保育園からは無症状でも5日日間の待機をするようにと呼びかけがありました。
濃厚接触者についてですが、2021年7月中旬から18歳未満とワクチン2回接種者は濃厚接触者と判断されても自主隔離義務が免除されていました。その為、息子の小学校の学校&学級閉鎖は一度もありませんでした。感染者が学校で多かった時期は注意を呼びかけるメールが届くぐらいでした。
保育園はというと、今まで4−5回保育園が休園になったことがありました。ワクチン接種をしていない先生がいた為、自主隔離の義務があり、先生が足りないということで休園になっていました。英国のEU離脱後、EU圏内からの労働者が英国で仕事をすることが難しくなり、保育園の人材確保に苦労していたようです。
これが新型コロナと共に生きるイングランドの現状でした。
※今回から、私の住んでいる国を「イギリス」ではなく「イングランド」と書くことにします。日本でいうイギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの構成国で成り立っています。法律が各国で違いますので、コロナの対策や法律も異なりますので誤解を招かない為です。
この記事を書いたボーダレスライター に
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釜津 由希子
Yukiko Kamatsu
- 居住国 : イギリス
- 居住都市 : ロンドン
- 居住年数 : 9年
- 子ども年齢 : 4歳、2歳
- 教育環境 : 現地公立小学校、私立保育園(モンテッソーリ教育校)