
【ニュージーランド】ニュージーランドのお弁当事情
学校生活で親として一番大変なのが、お弁当です。
ニュージーランドのほとんどの学校には給食はないので、毎日お弁当を持っていくのですが、これがまた結構悩みます。
私も最初は“お弁当“を作ろうと頑張ったのですが、やっぱりお弁当は無理だし息子が食べづらい、となり、”ランチボックス“になりました。
ここでいう“お弁当”は、いわゆる“お弁当”です。お弁当箱に半分ご飯、残りの半分はおかずが入っていて、スプーンや箸などを使って食べる、あの“お弁当”です。一方“ランチボックス”は、お弁当箱より大きな箱やいくつも小さな区切りがあるランチボックス(ラップトップくらいの大きさ)に、フルーツや野菜、サンドイッチなどが入っている、というイメージです。
最初、まだ私が“お弁当“にこだわりを持っていたころ、プレイセンターでほかの子のランチボックスを見て、とても大きな衝撃を受けました。
その子のアルミのランチボックスには、フルーツ丸ごと一個、パン一切れ、ハム一切れが、区切りもなく、バサッと入れられていたのです。小さく切ってあるわけでもないし、サンドイッチにすらなっていませんでした。
これを見たとき、なんかびっくりしすぎてしまって、正直、これでいいの、と思いました。それと同時に、お弁当はこれでもいいのか、と、衝撃とともになんとも大きな安心感を得たことを覚えています。
この時、私自身のお弁当作りについて、少し考えました。
私はもともとかわいいお弁当を作ったりするのが苦手なタイプで、日本にいたら冷凍食品に頼っていたかと思いますが、ニュージーランドにはそういう頼れるものはないので、どうしようか、いつも悩みます。
でも、この友人のお弁当を見て、周りのお弁当を観察していくにつれ、お弁当作りに費やす時間や悩むことよりも、お弁当は最低限にして、それよりも朝、息子に少し余裕をもって接したり、少し長く寝ていたりできるほうがいいような気がしてきました。
そんなことを考えた結果、現在、小学校に通う息子のランチボックスには、スナックやフルーツを中心に詰めるようになりました。
よく入れているのは、
フルーツ2種
エナジーバー
クラッカー
ゆで卵
ドライフルーツ
サラミ、ソーセージ
などです。

これは、普通の日のお弁当です。サンドイッチやおにぎりは、最初は入れていましたが、入れていても食べてこないことが多かったので、息子と相談して入れないようなりました。お腹に溜まるものがあまりないように見えますが、それでも全部は食べてこないですし、おにぎりを入れたところで食べずに残してくるので、入れても入れなくても同じだな、と思い至りました
それに、このような”ランチボックス“になったもう一つの理由は、一日数回に分けて食べることや、一回の食事の時間が短いことなどを考慮したからです。
学校としてお弁当を食べることのできる時間は、息子の学校では一日2回あります。
10時頃のモーニングティータイム、12時頃のランチタイム、です。
それぞれの時間、前半は食事タイム、後半は遊びタイム、となっており、ランチタイムでも15分ほどしか食べる時間がないので、いつもランチボックスは食べ物が残った状態で帰ってきます。
学校で食べるときは、天気が良ければ外に行って食べているようですが、床に座って、お勉強のテレビを見ながら食べたりすることもあるようです。食べるときに机がないので、いわゆるお弁当、というものは食べにくいようなのです。
息子は大抵、食べられるものだけ食べてきて、学校から帰ってきたらお腹が空いているので、普段は残りを、テレビを見ながら食べています。ランチボックスがあることで、学校から帰ってきてから別に、おやつ的なものを用意する必要はなく、余ったものを食べてもらえればいいので、ここではランチボックス制度に助けられています。
また、最近は習い事に行くこともあり、学校からの移動中に残りを車の中で食べたりして、習い事の前の腹ごしらえに役立っています。そういう日は運動量が多くなるので、おにぎりを入れるようになったりして、息子と話し合いながら、少しずつ変化させていっています。
栄養バランスは考えなくもないですが、とはいえ長期戦なので、栄養バランスは夕食に任せて、無理せず、息子には、食べてほしい、より、食べたい、と思ってくれるようなランチボックスを毎日渡すことができたらな、と思って作っています。
次回は、そんなランチボックスが、ニュージーランドの教育にどのように結びついているのか、というお話をする予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

水野 宏美
Hiromi Mizuno
- 居住国 : ニュージーランド
- 居住都市 : クライストチャーチ
- 居住年数 : 15年
- 子ども年齢 : 6歳
- 教育環境 : 現地公立小学校


