【日本】未来を見せてくれる子供たち
子供にやさしいオーナーがいらっしゃるカフェでのことです。
私とパートナーと四女で、いつものようにカレーとコーヒーを楽しんでいた時の事です。
隣の席で、食後にタバコを吸う20代の男性二人が、ある時から、代わる代わる中庭の方に出て行く姿が目にとまりました。
何をしているのかな〜?とは思っていたのですが、あまり気にも止めずに時間を過ごしていました。
しかし、帰ろうと席を立った際に、
「子どもがいるのに、気づかずにタバコを吸ってしまってすみませんでした。」
と頭を下げに来られました。(私たちに気がついてからは、外にタバコを吸いに行かれていたようです。その時も、こちらに対して要求もなく自然な振る舞いでした。)
今まででは考えられなかった事だったので、驚きと同時に、彼らが判断して行動に起こしたということに感動しました。
娘(子ども)に対する敬意があり、柔軟な姿勢を持つ人たちがいるという嬉しい出来事でした(^ ^)
子供と大人が共存できる場を
子供と関わる生活をしていて、日本以外の方は、子供に対して配慮があり親切だと思う事が多々あります。どの世代の方でも、子どもとのコミュニケーションに慣れている感じがします。
一方日本の住宅内にある公園では、「子供達がボール遊びをしてはいけない、静かに過ごさないといけない」と聞いた事があります。
迷惑する大人がいるということですが、子供に接する機会が少ないことが原因なのか、歪みが気になります。
そもそも子供がいて大人がいての社会なので、安易に遠ざけるような行為は好ましくありません。
子供というものに関わることによって、社会について考えていくようになり、守っていこうという気持ちになることで、大人は様々なことから踏みとどまれる事があると思います。
他国と比べて「道義」というものの拠り所がはっきりしていない日本では、何かでモラルを保ち続ける必要があると思います。 意識することでも、各々道しるべとなるのではないでしょうか。
多くの大人が、教育と子供たちに目を向けることによって、お互い孤独にならない未来が開かれていくことも願いたいです。
木全 玲
Akira
- 居住国 : 日本
- 居住都市 : 滋賀
- 居住年数 : 7年
- 子ども年齢 : 13歳、7歳、4歳、1歳
- 教育環境 : 公立中学校、私立小学校、私立幼稚園、預かり保育