【日本】限りある“子ども”という時代
3回目は、自宅保育している4女の話です。
我が家は、ウサギを2匹飼っています。
1歳半の頃の彼女は、生き物を大切に扱うということが出来なくて、戸惑っていたウサギたち。砂を掛けられたり、叩かれりと心配していたのですが、小さい子に対しては、ウサギなりに許容しているように見えました。寛容で、距離を取りながらも決して逃げることはありませんでした。
半年くらい経った日、そんな風にして彼女の側にいてくれたので、徐々に優しく触れること、生き物を大切にすることを学んでいったのでしょう。仲良く3人(匹?)で過ごしている姿を発見しました。なんとも微笑ましい関係。
母親から離れて、他者を信用し共に過ごすことができるようになるというのは、自立への第一歩です。ドキドキはしましたが、見守って良かったと思う経験でした。
彼女にとっては、子供という純粋な時間を過ごせる大切な時期。
なるべく邪魔をしないようにと思っていますが、少しでも早く、親の手を離れることをサポートしてくれる社会の構図。分別がつき自立できるようになるまでは、共に過ごすことを私達は選択しています。
昔読んだ、逝きし世の面影での「子供の楽園」での描写、今でも頭に残っています。本当にあったとすれば一度見てみたかった光景です。(以下、一部抜粋したものです。)
世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供のために深い注意が払われる国はない。
〈 逝きし世の面影 〉江戸末期から明治初期に日本に訪問した多くの欧米人による日記をまとめたもの。
ニコニコしている所から判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい。
街はほほ完全に子どもたちのものだ(いたるところで、子どもたちが外遊びに没頭している姿を見かけるため)
世界で一等可愛いい子ども
幸せの形というのは、言葉で伝えにくですが、私には納得できた一冊でした。
個人の努力も必要ですが、家族と向き合える時間を後押ししてくれるような仕組みが日本にもあれば、「幸せ」というものを、感じられるようになり、受け入れやすくなるのではないでしょうか。
子供が一緒にいてくれる時間というのは限られていて、そのうち終わりも訪れます。後悔のないように過ごせたらと思います^ ^
AKIRA
Akira
- 居住国 : 日本
- 居住都市 : 滋賀
- 居住年数 : 7年
- 子ども年齢 : 13歳、7歳、4歳、1歳
- 教育環境 : 公立中学校、私立小学校、私立幼稚園、自宅保育