【イギリス】悩みがつきないバイリンガル子育て
ロンドンから、こんにちは。
今日の話題は、海外に住む子育て世代の日本人と、これから海外へ行きたい・また行く予定のある日本人が、必ず一度は考える、バイリンガル子育てという名の、日本語をどこまでやるか、についてです。
うちの子は、いま11歳と7歳。2人とも見た目アジア人ですが、第一言語は英語です。
しかも、バイリンガルと言いながら、2人ともプライベートで中国語を、学校では上の子は中国語・フランス語・スペイン語、下の子はフランス語を学んでいます。オプションでなく、カリキュラムがそうなっています。
海外(ヨーロッパの英語以外の国やインド、イスラム・イラクなど)の国のお母さんたちの話を聞いていると、多くの方が子どもたちには母国語ではなく、今住んでいて、世界で話す人口が多く、将来的にもその言語が通じる国に住むことを想定して、英語に集中させています。
日本では、ダブルリミテッドといわれたりするようなことは、そもそも話題にもなりません。
日本人なのに日本語ができないと、、と考えるのは、親の勝手なんだなと思い知らされます。
そんな我が家の日本語教育は、必要最低限という感じで、ロンドンにある日本語の塾でしています。
補習校には行っていません。(オーストラリアでは補習校に通いました)
オンライン・マンツーマンで、ひとりひとりのレベルと、どこまでやりたいのか(これは親の希望含め)をすり合わせて、着実に漢字を覚えることに、今は集中しています。
世界のうちで、日本語を話す割合は本当に少ないです。だからやらなくていい、ということでなくて、本人が何かのきっかけで深く知りたくなった時にしか、複数の言語を身につけるのは難しいので、それまでゆっくり丁寧に進めていこうと考えています。
色々言いたいことを言いましたが、これはうちのパターンなので、お子さんの性格や何歳の時に海外で暮らすかによっても、誰1人としては同じケースはありませんし、なくていいと思います。
それに、私たち親の願いは『バイリンガル』でも『マルチリンガル』でもなく、安全な国で幸せな人生を送れることなので、あんまり詰め込まなくていいかなと、海外生活10年目にして思いました。
この記事を書いたボーダレスライター に
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エル
Elle
- 居住国 : イギリス
- 居住都市 : ロンドン
- 居住年数 : 1年
- 子ども年齢 : 10歳、6歳
- 教育環境 : インターナショナルスクール