【イタリア】コロナ禍の1年を振り返って
マントヴァからこんにちは。お久し振りです。
イタリアでは、今日6月3日を含めて、あと4日学校へ行けば長〜い長〜い夏休みに突入です。
今年度も昨年度に引き続き、イタリア中の州や町で、時期や期間はそれぞれ違っていただろうけれど、子供達や若者達は学校へ行けず遠隔授業を強いられました。
特に中学2年生以上は、遠隔授業の期間がとても長かったので精神的にきつかっただろうと思います。鬱っぽい症状が出た人もいたらしいです。
息子達の中学でもコロナ禍の為、遠足も行事もなく、体育や休み時間も思いっきり体を動かせず、単調な毎日の繰り返しだったので、例年以上にみんなが夏休みを待ち望んでいることだろうと思います。
そんな中、息子達のクラスでは「Prof. di mezz’ora」(意味は30分間の先生)というものをやっていました。生徒達はそれぞれ、自分達の興味のあることを調べて、Power Point を使ってスライドを作り、プレゼンテーションをするという物です。1人でやっても良いし、友達と一緒にやっても良いそうです。
そして、実は今日が息子の番です!息子は友達と「ランボルギーニ」について発表します。友達はメカニズムについて、息子は歴史について準備することになっていました。
息子は Power Point の使い方を知らなかったので、私がYoutubeで初心者用のPower Pointの使い方という動画を見つけ、息子に見せて自分で学習させました。
流石デジタルネイティヴの息子、あっという間に覚えて使いこなしていました。インターネットで歴史について自分で調べ、文章にまとめ、写真を探してスライドに貼付け、色々と自分なりに編集もしたりしていました。昨年の今頃は、小学校の課題で料理動画を撮るのに、ほとんど私がやっていたのに… 成長したなぁと感じます。
来週の月曜日の午後には、今のクラスの保護者の方がご自宅の庭で年度末パーティをしましょうと先生達と生徒達を招待してくださいました。
そして、何と!小学校の時の担任の先生からも連絡が来て、6月11日に、昨年できなかった先生達との卒業ピザパーティを企画してくださいました!本当に有り難いです。
我慢の1年間だっただけに、みんなとっても楽しみにしています!
イタリアでは、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでおり、私も先日1回目の接種を済ませました。2回目は来月の予定です。
日本はワクチン接種が大幅に遅れていると聞いて心配しています…1日も早く、みんなが安心して普通の生活ができるようになることを願っています。
今年の夏も残念ながら又、日本へは一時帰国できませんが、それでもとにかく夏休みが始まります。有意義に過ごせたら良いなと思っています。
この記事を書いたボーダレスライター に
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はる
Haru
- 居住国 : イタリア
- 居住都市 :マントヴァ
- 居住年数 : 12年
- 子ども年齢 : 10歳
- 教育環境 : 現地公立中学校