【日本】何を大切に学校を「選択」するのか
今回は、次女の通っている小学校についてのお話です。
私立の少人数の学校です。小中高があります。いわゆる進学校ではないのですが、日本文化を大切した、古き良き日本の教育思想が残っているような学校だと思います。
先生をさんづけで呼び、子供との目線を合わせたコミュニケーションをとっているので、全体的に穏やかな雰囲気の学校です。
人としての内面の成長も大切しているので、子供たちは自由ですが、規律や秩序が保たれているように思います。
イメージとしては、和製シュタイナー学園のような感じです。
ここ最近、入学者も増えてきているので、こういったオルタナティブな学校も選択肢に入るというのは、嬉しいことです。
椅子に座り、黒板と教科書を使っての一般的な授業ですが、ゲーム感覚でやってみたりと工夫されているようで満足しているみたいです。
今は、コロナで運動会や文化祭、交流会などがなく残念ですが、本来なら課外授業やゲストの先生の授業もあり面白いです。
以前に能の発表会を見て、驚いた事というか感動したエピソードを一つ。
おそらく演じたのは高校生二人だと思うのですが、難しい長セリフを覚えて、最後までやりきったのです。日本独特の、少し腰を落とした状態で演じるというのは、今の子たちにはしんどい姿勢です。忍耐もさることながら、記憶力も衣装の重さにも耐えながらのゆっくりとした動き。圧巻でした。お見事!
稽古をつけてもらい、お面も衣装も本物で、舞台に立つという一連の経験は、実りある体験だと思いました。
運動会や発表会などの大きなインベントは、小中高一貫となって子供たちだけで作り上げるというプロジェクト的な方法をとっていて、子供達は意欲的に行動しています。
先生たちの役目は、なるべく気づかれないようにサポートする事と聞きました。自分達で出来たという自信を経験をして欲しいという目的のためです。
其々のご家庭によって、学校に求める事が異なると思いますが、ちょっと近所の公立学校は心配という方や、勉強も大切だけど、人間教育も大切にしてほしいというご家庭に向いている学校ではないかなと思います。
では何故、私達がこの学校を選んだか。家の近くにも小学校があり少人数でよい所なので、正直迷いました。
次女の場合は、現在通っている私立学校の系列の幼稚園に通っていたこともあり、あまり環境を変えたくないということで、そのまま通うことにしました。最終的には、本人の意思を尊重しました。まあ、合っているのではないかと思っています。
あと、もう一つの理由としては、日本というものを少し意識して欲しいという思いもありました。
今世界は、グローバリズム一直線で便利にはなりましたが、同時にナショナリズムというのも忘れて欲しくないと思っています。文化やその国の特徴や風土の良さというのは、これからも意識していくべき遺産だと思っています。
子供達を四人育てていて思うことは、各々タイプが違うということです。
その子の良さを伸ばしていきたいと思ったら、可能であれば、やはり学校は選ぶ必要はあると思います。
私達は、幼稚園や、小学校については特にここに絶対入りたいという学校がない限り、子供達を大切にしてくれるあまり人数が多すぎない学校を選んでいます。
理由は、私たち家族が意識して生活している「幸せ」にも関係しています^ ^
次回は、「幸せ」「生活」「家族」 についてのお話ができたらと思っています。
教育に関わっていただいている関係者の皆さま、保護者の方、本当に毎日ありがとうございます!
未来ある子供達のサポートを少しでも出来たらと、微力ながら記事を書かせていただいています。
最後までに読んでいただき、ありがとうございました\(^o^)/
AKIRA
Akira
- 居住国 : 日本
- 居住都市 : 滋賀
- 居住年数 : 7年
- 子ども年齢 : 13歳、7歳、4歳、1歳
- 教育環境 : 公立中学校、私立小学校、私立幼稚園、自宅保育