【シンガポール】パソコンを使わせていなかった理由

娘は毎週木曜日を楽しみにしています。
それは週に一度のICTの授業があるからです。
ICTとは information and communications technologyの訳で、パソコンを使って情報通信技術を学ぶ授業です。

授業では一人一台パソコンを使用してプログラミングなどを学びます。
息子も同じように週に一度ICTの授業がありますが、こちらはまだ絵をかいたり、色を塗ったりしてパソコンの使い方に慣れることをメインに授業をしています。

幼稚園のうちからパソコンを使用して授業があるなんて、私の小さい時では考えられませんが、シンガポールにはいたるところに子どものためのプログラミングの塾もあります。

娘はこの授業の中で、パソコンやインターネットを使用する際のプライバシーについてテストをしたと言っていました。
パスワードに生年月日を使用してもいいか、知らない人と連絡をとってもいいかといった質問にイエス、ノーで答えていきます。
このテストを踏まえたうえで次は、インターネットを使用する際の注意点などを掲載した説明書を、パソコンを使って各自作成しているそうです。

こうして、パソコンやインターネットを使用する際に必要なことをテストをしたり説明書を作ったりして、きちんと理解させてからプログラミングなどに必要な技術を教えるということを知りました。

情報化社会になり、またコロナの影響で子どもたちにとっても、パソコンを使用することは日常的なことになってきました。
オンライン授業に切り替わり、急にパソコンを使うようになった家庭も多いと思います。
プライバシーの問題については大人はある程度はわかりますが、子どもはまだわからないことも多く、その状態でインターネットを使用し始めることは大きなリスクも伴います。

実は、私はコロナ以前は子どもにはまだパソコンを使うのは早いと思っていたのですが、その理由として、まだパソコンを使用する際の知識がないから危険があると判断していたことに気づきました。
中学生くらいになったら、ある程度知識もつくし、許可しようかななんてのんきなことを考えていましたが、まずは大人が知識をしっかり教える必要があるということをこの授業を見ていて実感しました。

一概にルールを知っていればパソコンは使うべきだとは言えませんが、パソコンが生活していく中で必要になった今、正しい知識をしっかり持ったうえでうまく付き合っていくべきだと思いました。

この記事を書いたボーダレスライター に
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倉橋 彩子

Ayako Kurahashi

  • 居住国:シンガポール
  • 居住都市:ノベナ
  • 居住年数:2ヶ月
  • 子ども年齢:7歳、5歳
  • 教育環境:インターナショナルスクール

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