【シンガポール】シンガポールのナショナルデー

8月9日はシンガポールの独立記念日。
シンガポールは今年で建国55周年目を迎えます。

この日はナショナルデーと呼ばれ、祝日になります。
シンガポールのいたるところに国旗が飾られ、その日に向けて街はお祭りモードです。
カフェでは限定のケーキが発売されたり、シンガポールの国旗と同じ赤い服が店頭に並んだりします。

例年は大掛かりなイベントをやるそうなのですが、今年はコロナの影響で人が一挙に集まるイベントはできず。
それでも、戦闘機が飛んだり、シンガポール国民には記念品が配られたりと、とても大きな一日です。

日本にも建国記念日はありますが、今日はお休みラッキーくらいの感覚だったので、シンガポールのナショナルデーとの違いにびっくりしました。

まだサーキットブレーカー中、いろいろなイベントは延期になったり中止になったりしましたが、政府は「このナショナルデーのイベントは例年とは違った形になったとしても必ず行う」と宣言していました。
それほど、シンガポールにとってこのナショナルデーが重要な位置づけだとわかります。

色々な場所から花火が上がったり、決まった時間にベランダに出て携帯のライトを照らしたり、ナショナルデーのテーマソングを歌ったり、家から参加できるイベントも多いようです。
またこの日は戦闘機が飛ぶのですが、医療関係者に敬意を表すため、新型コロナウイルスの患者が入院する9カ所の病院上空もルートに含まれているそうです。

コロナで観光客のいないシンガポールですが、その日に向けて活気づいていくのがわかります。
多くの人が赤い服を着たり、家のベランダにシンガポールの国旗を飾ったりしていて、その様子を見ていると私もワクワクしてきます。

そして、またシンガポールの人たちの愛国心を強く感じます。
これは新型コロナ対策や選挙にも顕著に表れていると思います。
コロナでは首相のスピーチを聞き国で一丸となって頑張ろうという意識が生まれましたし、選挙では若い人からお年寄りまで多くの人が選挙について話をしていました。

今はまだわからないかもしれないけれど、日本とは異なる場所でこのように
ナショナルデーを過ごせることは、子どもたちにとっても大きな経験になると思います。
ただのお祭りではない、みんなでこの日を祝おうとする意識が私にはとても新鮮で、ここにいてそれを肌で感じられることをとても嬉しく思います。

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