【ニュージーランド】小学校一大イベント!〈後編〉
前回に続き、イベント当日の朝です。
学校に到着し手作り車持参で教室に向かいます。
教室に着くとみんなの車がずらり。初めての行事で私達だけ的外れなものを作っていないか不安だったので、少しほっとしました。
(話が逸れますが、英語、また英会話になかなか自信の持てない私は、学校からのレターやメールを熟読しても内容がぼんやりしか理解できてないと感じています。推測で読んでしまい見当違いをしていることもしばしば。こればっかりは急にできるようにはならないし、そんな自分を受け入れながら生活しています。笑)
イベントの開始は11時だったので、私と娘は一旦帰宅。
再び向かうと学校の周りは車だらけで駐車スペース探しをすることに..なんとか見つかり歩かない娘を抱き校庭へと急ぎました。
ちょうどチーム紹介で行進が始まったところでした。
大音量のBGMとゲストMCの方の見事な進行で、とてもよい雰囲気です。
写真の奥にはクラシックカーやレーシングカーがずらりと並んでいます。
これは地域の車好きの方々が、この学校のイベントのために乗って来てくださっているから。コーヒーを飲み、仲間と談笑しながらイベントを見守る車の所有者であろう叔父様達。地域の方々が学校のために、いろいろな形で役割を果たします。
チームの行進が終わると、レースがスタートしました。
スタート地点を分け、リレー形式で定められた時間に何人走ったかで競います。息子は小学校で1番下の年なので、高学年の子の伴走がつきました。
手作り車にはこんなリペアのコーナーもありました。
作業着を着た先生が修理のお手伝い。
子どもたちがいきいきと活動している様子は、どの国で見ても同じように素敵です。
お昼休憩のあとはCARnival(お楽しみのお祭り)でした。
各自持ってきたお小遣いでお菓子を買ったりゲームを楽しみました。
息子はアイスキャンディーを食べていました。その後は友達と過ごしていたので私は遠くから見守っていたのですが、また会ったときにはまさかのサプライズ。
朝に私が作って学校に届けたケーキを息子が覚えていて買っていました。息子よ、ありがとう。(笑)
大盛況だったこのイベントで、私はひとつ考えさせられたことがありました。
午後のお買い物・アクティビティタイムでの出来事です。
高学年の男の子が友達に「1ドルくれないか?」と聞いていたのを見かけました。聞かれた男の子は「それはできない。」と断っていました。
この日の夜、その出来事を主人に話していたら、息子も数名の友達に言われていたようで、「僕も△△に50セントあげたんだ。」と一言。
私がどうして△△にはあげようと思ったのか聞いてみると「彼は友達だし、お金を持ってきていなくて困っていたから。」とのこと。
…なるほど。息子の心にも困った人を助けたいという気持ちや、寄付の精神がちゃんと育っている。
でも友達にお金をあげたり貰ったりするべきではないという基本や、家族が懸命に働いて得たものであること。それをまだ幼い5歳の息子に少しずつわかるように、大人が伝えていかないといけないなと感じました。
それと同時に、このようなときに十分なお金を持ってくる子と全く持っていない子がいることや、いくらぐらい持たせるのがよいのか。そしてもしかしたらこの国の保護者の中には、友達とみんなで使ったらいいよ。と我が子にお小遣いを渡してる場合もあるのかもしれない。等と、色んなことが頭に浮かびグルグルするのでした。
読者の方はどう思うでしょうか。
誰かに意見を聞いてみたいなと思う出来事でした。