【アメリカ / ノースカロライナ】宿題はインスタでやる!?
みなさんこんにちは。
コロナウィルスの影響で、3月以来学校の閉鎖が続いており、息子たちの通う小学校はまだ完全にオンライン授業のままなのですが、隣町のSchool District(学校区)では、先月から段階的に、希望者のみの登校が始まりました。
しかし、このところの感染者数の増加を受け、11月末のThanks Giving Holidayに向けて、室内に一度に集まれる人数が10人までにまた減るなど、州の自粛規定はまた厳しくなる見込みで、この後もどうなるか…といった状況です。
お出かけ好きの我が家にとってはまだまだ辛い期間が続きますが、四季の変化が美しいノースカロライナ州は今、紅葉がとても美しい時期!週末はハイキングをして紅葉を楽しんでいます。
さて、表題の「宿題はインスタでやる!?」ですが、正確に言うと、「宿題はインスタのようなアプリを使ってやる」です。
「宿題が送られてくる」のも、「宿題を提出する」のも、SeeSawというインスタのようなアプリを使っています。日本では、インスタはもちろん有名ですが、SeeSawアプリはどのくらい知られているでしょうか。
このSeeSawというアプリは、教育用SNSなのですが、アプリを開くと、このように宿題が先生によって投稿されています。
そして、生徒はそれぞれの宿題の“Instruction”を読み、“Add Response”をクリックして宿題に取り組みます。
完了ボタンをクリックすると、瞬時に先生のところへ送られ、宿題提出完了!となるわけです。
このアプリにも、流行りのSNSのような“個人のページ”というものがあって、写真や動画、テキスト(文字)などを使って宿題を投稿していくのですが、自分のページにどんどん記事が溜まっていくのに加え、先生やクラスメイトたちがフィードバックとしてコメントを残したり、“いいね”を付けることも出来るのが最大の特徴だと思います。
また、宿題に不備があったり、やり直しが必要と判断された時は、先生からコメント付きで宿題が返却されることもあり、クラスのお友達が投稿した宿題を見ることも出来ます。
息子はこのアプリを通じて、まだ一度も会ったことのないクラスの仲間と、唯一の繋がりを感じているようで、自分の投稿にお友達がコメントしてくれたのを、嬉しそうに読み上げたり、同じ宿題に取り組んだお友達の投稿を見て関心を持ったりしています。
息子たちがこのSeeSawアプリを使い始めたのは、新学期開始の8月からですが、これまでのような「紙」媒体での宿題がなくなったこと、これが今までのオンライン授業との一番大きな違いです。
毎週100枚ほどにも及ぶプリント課題に取り組まなければならなかった、前学期のあの親子バトルは、もう今となっては懐かしい思い出になりつつあります(笑)
しかし、パソコンで宿題をするといっても、タイピングすらやった事のない息子。初めの頃は、パソコンのキーや描写ツールを使って課題をやらなければならないことに、悪戦苦闘していました。
数字がなぜか反転してしまうことにイライラ。
他にも、
「ここ(先生が作成したフォーマットの枠)に文字打ちたいのに、マウスがなかなか言うことを聞いてくれない!」
「何もしてないのに(きっと手が知らないうちに触れたのだと思われる…)勝手に画面が閉じられて消えてしまったー!泣」
さらに、
「この英語意味わからーん!!」
など、トラブル続出。うまくいかないときは、家で発狂しながら頑張っています(笑)
宿題の内容以前に、パソコンの技術上の問題を解決することに時間がかかるので、結局のところ、家庭でのオンライン授業は親の負担がゼロではないことは確かですが、学校の先生は、出来るだけ自分で取り組むように、そして分からないことは直接先生に質問するように、と声をかけてくれています。