【ニュージーランド】小学校の学習と宿題
日本でもニュージーランドでも、学校が好きで見つけると、ついどんな学校かな?!と気になり見てしまいます。楽しくなきゃ学校じゃない!と思っていますし、どこの学校に通っている子も(ホームスクリーングの子も)、楽しい学校生活を送れていますようにと願っています。
そして全ての子が教育を受けれる世界になりますように。
今回はニュージーランドの小学校の学習について、日本の小学校のことも思い出しながら書きます。
日本の公立小学校は、教室での一斉指導が基本として行われ、教科によって習熟度学習であったり、時には個別指導があったりすると思います。
息子が通っているニュージーランドの公立小学校の国語(英語)や算数の学習の進め方は、クラス全員で行う時間もありますが、個々に子どもと接する時間もとられています。移民が多い国なので、入学時の英語の理解力も個人差があるため、そのほうが指導しやすいのかもしれません。
その他の教科や(アートや体育など)、歌の動画を見たり踊ったりするとき、または朝の会等については教室のみんなで活動しています。
個別指導や少人数指導というと、私の小学校講師時代のイメージでは、その時間はできるだけ多くの先生が必要で、職員室からたくさんの助っ人先生が教室に来るという感じなんですが(笑)、息子の学校では先生は増えません。
*現在クラス全員で40人ぐらいの子ども達に対して、担任の先生が2人(実際には3人いて毎日2人が出勤されます。)、補助の先生が1人の計3人がいらっしゃいます。
正直、そんな人数で少人数指導ってできるのかな?と私は思っていたのですが、様子を伺うと、自由遊び(自由学び)の時間に、少しずつ呼ばれて学習をするようです。
手前にある机と椅子で少人数指導されています。
学習の時間が上手にとられています。
ここで子どもは自分のレベルに合った本を先生と一緒に読んだり、アルファベットを書いたりするのを見てもらっています。少人数なので習熟度も個別で対応しやすく、得意な子はどんどん本や単語の難易度が上がっていきます。
この方法だと教室の先生は3人のままで目が行き届くことがわかります。
これが日々の宿題にしっかりと繋がっています。
息子は宿題として、毎日一冊の本と単語帳を持って帰ってきます。本をいつも少し読める状態になって帰ってくるので、毎日ちゃんと先生と練習しているのだなとわかります。
本と単語帳です。毎回とっても可愛く読みやすい本です。日替わりか2日ごとぐらいで違う本になります。単語帳は読めるようになったら次のレベルのものになります。
本の文章も簡潔明瞭です。
本のレベルも細かく分かれているようです。
日本と学習の仕方がこんなにも違うんだなあと思う日々です。
そしてまた、私は日本の小学校でのことを思い出しています。
例えば、国語の授業『ごんぎつね』でクラスの全員でごんの気持ちに寄り添ったり..
道徳の授業でクラスの友達の発言を聞いて、自分の意見や気持ちとの違いを感じたり..
そんな風にクラスの全員でひとつのことをじっくり考える時間もまたよいものです。
教育といっても色々な方法があるんだとわかりとても興味深いです。