【ニュージーランド】ランチボックスとその食べ方

ニュージーランドの幼稚園や小学校は給食のところも一部あるらしいのですが、息子はこちらに来てから幼稚園も小学校もランチボックスに昼食を入れて持参しています。

今回はそのランチボックスについて書きたいと思います。

これは息子のランチボックス。はじめはサンドウィッチもラップに包んでいましたが、最近はそのまま入れています。リンゴもみかんもバナナもまるごと入れている子が多いです。

息子が2歳だった頃、5ヶ月程ニュージーランドに滞在していました。
息子と児童館のようなところに行き、みんなが軽食をとっているときのことです。私は日本にいたときと同じように、息子がお腹が空いたとき用の簡単な食料を2種類ほど持参していました。
そこに来ていたほとんどの子どもたちは、ランチボックスを持ってきていました。私が息子にも食べさせようと保存ケースを出したとき、あるニュージーランドのお母さんにランチボックスを紹介されました。

「これはとても便利よ。子どもが食べたいものを自分で選んで食べるの。」

私はこれまでと同じように、持参したものを子どもに食べてほしい順番に差し出そうとしていたときのことでした。(パンやおにぎりを食べてから→果物というような順)

子どものことを考えている気持ちはどちらも同じなのですが、このとき大事にしていることの違いを感じました。

日本では、お弁当でも給食でも用意する側が栄養バランスを考え、できるだけ残さず食べることを大事に考えている。

ニュージーランドでは、自ら考えて選択することの大切さ、自主性を尊重することを大事に考えている。

少し話は逸れますが、給食については、他民族国家では肉の種類等、食べるものがそれぞれ文化的にも違うため、みんなで同じものを食べることの難しさもあります。
また最近は、菜食主義の食品やグルテンフリー、自分の身体や環境のことを考えたオーガニック食材のニーズも高いので、そこも各家庭に委ねられています。

ランチボックスの中身は、サンドウィッチや果物、チーズ、スナック菓子、野菜(スティックや茹で野菜)、ヨーグルトなどです。息子はおにぎり等を入れていくこともあるので、やはり家庭によってそれぞれなんだろうと思います。

日本育ちの私は、栄養バランスが気になるところなのですが、サンドウィッチに野菜を挟んだり、果物を緑の栄養素として納得したり、あとは夕食でバランスのよい食事を目指すことにしています。

作った人の愛が込められている日本のお弁当も好きです。
調理員さんの作る日本の温かい給食も好きです。

ニュージーランドの、自分が食べたいものを選び食べていくスタイルも好きになりました。

皆さんはどう思いますか。

最後に食べる時間なのですが、こちらの小学校ではまず10時半頃に食べる時間があります。そして12時半頃にランチタイムがあります。
「腹が減っては戦ができぬ」の考え方です。
不思議とこちらに来てから、私もお腹が空いたらそれはもう我慢できなくなり(笑)..時間をあまり気にせず何か食べる生活になりました。

日本の小学校は朝食後、昼まで何も食べないので、ニュージーランドと比べるととてもストイックに感じます。
その他の国々はどうなんでしょう。

以上、ニュージーランドに来てはじめに感じた大きな文化の違いでした!

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