【ニュージーランド】息子は地元の公立小学校に通っています

息子は現在6歳で、日本でいうと、小学一年生の学年に当たります。

私と息子は2024年1月から25年の5月まで日本へ帰っていて、息子は保育園に2024年度の一年間通っていました。(卒園式、よかったです!)

日本では小学校へ入学させずにニュージーランドへ戻ってきたので、今通っている小学校が息子の初めての学校となりました。

ニュージーランドの学校は、私立もありますが、ほとんどは公立です。公立は学区制で、その学区内に住んでいれば必ず入学できます。なので、人気の高い学校の学区内の家は少し値段が高かったりします。もちろん越境もできますが、受け入れていない学校もあったり、越境組は抽選だったりして必ず希望通りになるというわけではないので、熱心な親は、行かせたい学校のある地区へ引っ越したりするのです。

私の家は、クライストチャーチ市内でもかなり古い伝統のある学校の学区内に住んでいるので、越境は考えず、地元の学校に進ませることにしました。

実は、クライストチャーチ市内(中心街)には、少し変わった学校があって、息子が通っていたPlaycentre出身の子たちの親が選ぶことの多い学校で、そこにするか、地元にするかは少し悩みましたが、私は敢えて地元の学校を選びました。(Playcentreについては、今後詳しくお伝え出来たら、と思っています)

この、少し変わった学校、とは、公立学校なのですが、例えば授業がYear1-3まで縦割りで、能力別にクラスがわかれていたり、農場を持っていてそこで週の何日かは授業をしたり、小学校でも大学ように選択制の授業を取り入れていたり、学校の外に出る課外授業のようなものを積極的にやっていたり、というようなことです。

ただ、街の中心部にあるので送迎が大変なのと、校庭がないのが特に体を動かすのが大好きな息子にとってはデメリットだな、と思ったので、最終的には選ぶのをやめました。

また、地元の小学校を選んだ理由の一つが、地元に友達ができる、ということです。

ニュージーランドでは13歳までの子供を家で一人にしてはいけないので、日本みたいに帰ってきてランドセルを置いてすぐ遊びに行ってきます、みたいなことはできませんが、息子は毎日放課後に学校の校庭でクラスメイトと遊んでから家に帰りますし、それをいつも楽しみにしています。

低学年は親が送り迎えをしていることがほとんどなので、ありがたいことに子供たちが遊ぶことで、息子の友達やその親を知る機会にもなりますし、学校や習い事の情報を教えてもらったり、ただ悩みを聞いてもらったり、時には聞いたりして、私にとっても楽しみな時間になっています。母親でも父親でもどちらかその日に来られるほうが迎えに来ている家庭がほとんどなので、息子の遊び友達のほとんどの両親を知ることができるのも、素敵なことです。

また、地元にクラスメイトがいるということで、親などの親戚が近くにいない私たちにとっては、いざという時は安心です。みんな、何かあったら声かけてね、と言ってくれて、そんな優しい人たちに囲まれて学校生活が送れていることを嬉しく思います。

今ではとても順風満帆のようですが、息子は、学校が始まってすぐは英語が話せなかったり、新しい環境に慣れずに苦労したりしましたし、私も、ニュージーランドの学校システムがあまりにフレキシブルなため、常にどうしたら一番息子のためになるだろうか、と考える日々です。

次回は、そんなニュージーランドの学校についてもう少し詳しくお伝えできたらと思っています。

水野 宏美

Hiromi Mizuno

  • 居住国 : ニュージーランド
  • 居住都市 : クライストチャーチ
  • 居住年数 : 15年
  • 子ども年齢 : 6歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校

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