【ニュージーランド】スイミングと息子〈前編〉

ニュージーランドはいよいよ夏の陽気になり、小学校のプール遊びが始まりました。

とはいっても日本のように連日最高気温が30℃以上ということはなく、タウランガの夏の最高気温は高い日でも28℃ぐらいです。
まだ初夏の気温では25℃程の屋外でのプール、息子にとってはやはり寒いらしいです。
(体感温度は人種によっても少し違うそうです。しかしニュージーランドの紫外線はとても強いので、気をつけなければなりません。)

日本の蒸し暑い夏に入る気持ちの良いプールを思うと、寒い学校のプールの時間は少し可哀想な気持ちになりますが、そこは仕方ありません。

そんな学校の水遊び、息子からの情報なのでどんなことをしているのかはっきりとはわからないのですが、今のところプール遊び自体は日本の小学校低学年の体育での水遊びに似ていそうです。
違いといえば、準備体操と前後のシャワーは特にないこと。(笑)

ここニュージーランドの水泳事情、全ての小学校が水泳の授業をしているかはわからないのですが、ニュージーランド人の旦那さんがいる日本人ママに聞くところによると、島国であるこの国は海に囲まれていて海水浴が大好きな国民であるのに泳げない人がかつて多く、毎年水の事故が絶えなかったそうで国を挙げてスイミングには力を入れている。とのこと。

大人になってから習得するのはなかなか難しいといわれているスイミング、息子が生まれてからというもの、我が家にとってはずっと悩める課題のひとつです。

うちの場合、小さな頃にスイミングスクールに通って育った私と、小学校の水泳の授業のみで育ったあまり泳ぎは得意でない主人。
自分の命を守るという意味でも、私達の子には「子どものうちに泳げるようになってほしい。」という思いがありました。

息子は日本にいる頃からスイミングスクールに週に一度通っていたのですが、新しいことが苦手で慎重な息子は当時喜んで水遊びするタイプではなく、いつも私と別れるところで涙ぐんでしまうことを繰り返していました。

こうなると子どものためと思って始めた習い事のはずが、親子共につらい。
時期尚早だったのか、これは親のエゴなのか等と思えてきます。
ただいざ始まってしまえば毎週わりと楽しそうにする息子。

そんな頃は元水泳部の姉に相談したりして、
「行く毎に彼は1ミリでも前に進んでいる。これについては我が子は苦手な類のことなんやな〜ぐらいに思うといいよ。絶対やっといてよかったと思える時が来る。」
との言葉に勇気をもらい、なんとか息子はスイミングを続けてきました。

そしてニュージーランドに来ることに。
まだ「やってよかった」や「できるようになった」と思える前の渡航でした。
言葉がわからない中での習い事はまだ早いと思ったので、こちらに来てしばらく経ち、チャレンジできると思えてからスイミングスクールを探し始めたのでした。

こちらでのスイミングスクール探しと、今の息子の様子、練習内容の日本との違いなど、実際に通ってみてとても興味深かったので次回詳しくお話ししたいと思います!

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