【ドイツ】「幼児の力」を甦らせるシュタイナーの”親”教育 〜その2〜
〜その1はこちらから〜
おもちゃはいらない!子供は想像力だけで十分な理由
ご存じかもしれないが、シュタイナー幼稚園は、基本的に自然素材のものを使う。
プラスチックのミニカーや市販でよく売られているようなカラフルなおもちゃは一切ない。
綿の素材や木の素材でできた、自然の染色を施された、
何年も使える温かみのあるものたちに囲まれている。
こどもたちも、「消防車のミニカー」のようなおもちゃらしいおもちゃがなくても、全く気にならない。
むしろ、
日常のなかにあるものをつかって、「創造」の世界で作り上げてしまう。
そうやって、じぶんたちで生み出すほうが、既存のおもちゃで遊んだりテレビを見てる時間なんかより、ずっと楽しそうだ。
我が家のおもちゃは、完全にそういった自然素材のものだけというほどではないが、
家にテレビはもう5年以上ない。
それでもこどもたちは、つまらなそうにすることはない。
家のあらゆるものをつかって、楽しんでいるし、自分でおもしろいと思う遊びを作り出している。
こういった、創造力豊かな子供に育っているのは、幼稚園の日々の暮らしのおかげだと思う。
〜その3に続く〜
税所 裕香子
Yukako Saisho
- 居住国 : ドイツ
- 居住都市 : ザールランド
- 居住年数 : 1年
- 子ども年齢 : 6歳、3歳、1歳
- 教育環境 : ワルドルフキンダーガルデン