【ドイツ】税所一家、5人でドイツへ! -後編-
〜前編はこちらから〜
子どもだけでなく親である私たちの生き方・考え方まで変えていったシュタイナー教育。
日本でシュタイナーの学びを深めていく中で、
教育を専門とする夫の、シュタイナー教育への探究心はとどまることなく、
本場ドイツへの留学案が浮上。
日本の小学校教育の現状を考えた上で、
長男が小学校に上がるタイミングで移住がいいだろうと、
長男が5歳のタイミングで出願。
知人の縁などもあり、あれよこれよと縁に導かれるように現在の大学院からの合格通知。
そこから大急ぎで引越し準備をし、3ヶ月後には、私たちは家族5人でドイツの地に降り立ったわけなのです。
とは言え、留学での移住は、駐在員のように会社からの支援などは一切ないので全て自力でやらねばなりません。
家探しに始まり、ビザ取得に保険加入、文化の違い、言語、幼稚園探し、、
日常生活の全てが「困難の壁」として立ちはだかった移住直後の3ヶ月。
幼稚園も翌年夏まで入れないだろうと言われ、「帰国」という選択肢を何度も考えました。
ですがそんな中、偶然出会ったドイツ人と日本人のご夫婦のおかげで、
不思議とまた縁に導かれるように、本場のシュタイナー幼稚園に入園することになったのです。
そして今、少しづつドイツでの日常が「日常」としてなんとか過ごせるようになってきました。
ボーダレスライターとしては、
今の『シュタイナー幼稚園での様子』や、そこから感じた『日本との教育の違い』、『ドイツで外国人として暮らすことからの気づき』などを綴っていけたらなと思っています。
最後になりますが、
子育てで大切にしている私の考え方があります。
『苦しいことも楽しいことも家族みんなで味わうこと』
『地域の人と一緒に子どもを育てられる環境に身を置くこと』
『世界には知らないことが沢山あって常に好奇心と学びの姿勢でいること』。
家族で海外移住は『大変』の言葉に尽きますが、文字通り『大きく変わる』チャンスでもあります。
現に、まだ在住歴は1年未満ですが、
価値観は大いに広がっていて、この経験はこの地に住んだからこその、人生の財産だと感じています。
子育て中でドイツ移住を検討されている方や海外の教育に興味を持たれてる方など、読者の皆さんのお役に立てたら幸いです!
どうぞ宜しくお願いします。
税所 裕香子
Yukako Saisho
- 居住国 : ドイツ
- 居住都市 : ザールランド
- 居住年数 : 1年
- 子ども年齢 : 6歳、3歳、1歳
- 教育環境 : ワルドルフキンダーガルデン