【ドイツ】いざ、本場ドイツのシュタイナー幼稚園へ!-前編-
こんにちは!
ドイツ在住のゆかこです。
我が家の3兄弟(5歳、3歳、1歳)のうち、上の2人がシュタイナー幼稚園に通いはじめてから早8か月。だんだんとドイツ語も話すようになってきて、お友達と楽しく過ごしている日々です。
実は、この幼稚園、渡独時の住まいから、たった3か月でわざわざ引っ越ししてまで、入園をした幼稚園なんです。
もちろん、最初の街で保育施設が見つからないといった理由もありました。
ですが、今のシュタイナー幼稚園は初めて見学に来た時、夫婦そろって「ここに入れる価値は間違いなくある」と確信しましたし、本物のシュタイナー教育の環境、その洗練された環境と温かさに触れ、感動した瞬間は、今でも鮮明に覚えています。
そんな幼稚園について今日は「シュタイナー幼稚園の特徴と魅力」
そして「私たちがシュタイナー幼稚園を選ぶ理由」をお伝えできたらと思っています!
●シュタイナー教育の特徴
まず、シュタイナー教育ってそもそもどんな教育なの?
と思う方もいるので簡単に。
『シュタイナー保育』はルドルフ・シュタイナーが提唱した保育・教育方法で、
知識の詰め込みを行わず、子ども自身の考える力を養い、自由な発想で生きる人間を育てる「全人教育」を軸としています。
シュタイナー教育は「ヴァルドルフ教育」とも呼ばれ、ドイツでもシュタイナー幼稚園は「ヴァルドルフキンダーガルデン」と呼ばれています。
以来100余年の間に世界60ヵ国・1300校に広がり、日本でも1970〜1980年代から保育・教育現場に取り入れられたようです。
シュタイナー教育の大きな特徴は、「12年間にわたる小中高一貫教育」であること。
その中で、7年周期で人は成長するとした教育カリキュラムを施します。
※各7年周期の考え方
- 0~7歳 「世界は善である」と理解できるように、身体を作って動かし、意志を育む時期。
- 7~14歳 「世界は美しい」と理解できるように、豊かな感情を育む時期 。
- 14~21歳 「世界は真である 」 と理解できるように、 抽象的かつ論理的思考を養う時期。
こういった考えのなかで幼児期を扱うシュタイナー幼稚園では、「体づくり」と「自由遊び」を大切にした教育をしています。
●わが子の通う園の様子
私たちの子どもたちが通う幼稚園は、緑に囲まれた気持ちの良い場所でありながら、駅からも車で5分と利便性も高い場所にあります。
子供は1歳~3歳までのKrippe(保育グループ)と3歳~のKiga(幼稚園グループ)に分かれ、それぞれ15人前後に対して先生が3~5人ほどで日々過ごしています。
園舎は広々としていて、園庭には、船や馬車まであったり、大人までわくわくしてしまう環境です。
息子も入園初日から「すっごい楽しかった!また明日も来ていい?」と言っていたのには驚きました。
●一日のスケジュール
※3歳~グループの場合
- 7時~8時 登園
- 8時 朝の会で体を動かす。
- 8時半 朝のお祈りと共に、みんなで朝ごはん。
- 9時 室内遊びで、各々好き好きに遊ぶ。
- 10時半 お昼まで思いっきり外遊び
- 12時 昼食
- 13時 休息(寝ない子もベッドで体を休める)
- 13時半 大きい子はマグネット遊びなど心穏やかに過ごす遊び
- 14時 小さい子たちも起きて穏やかな遊び
- 14時半 おやつ
- 15時 帰りの会
生活リズムをとても大事にするため、大体こんなスケジュールで日々過ごしているようです。
税所 裕香子
Yukako Saisho
- 居住国 : ドイツ
- 居住都市 : ザールランド
- 居住年数 : 1年
- 子ども年齢 : 6歳、3歳、1歳
- 教育環境 : ワルドルフキンダーガルデン