【イングランド/ノッティンガム】マンチェスター大学修士課程修了 Naoさんインタビュー③~心から突き動かされることのために行動を~
イギリスからこんにちは、Ryokoです。
昨年イギリスのマンチェスター大学で人道主義・紛争対応学(Humanitarianism and Conflict Response)の修士課程を終えたNaoさんへのインタビュー最終回をお届けします。
<プロフィール>
芝軒 奈央/ Nao Shibanoki
1999年兵庫県生まれ。マンチェスター大学大学院 人道主義・紛争対応学修了。女性のエンパワーメントを目指すコミュニティ HerStory Japanを運営。「すべての生命が主体的に人生を最大化できる、公正で包括的な世界の実現」を理念に掲げる。
学生時代の主な活動はスウェーデン交換留学、ドイツへの日本青年大使、日中韓ユースサミット日本代表、東日本大震災復興支援プロジェクト主宰、チアダンス世界大会入賞・インストラクター活動など。今春からは日本マイクロソフト(株)にて、デジタルの力を活用した日本の社会変革を目指す。
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“Possibility model” 可能性の実現を姿勢と言葉で伝えていきたい
── Naoさんのハッシュタグ #Possibily modelについてお伺いしたいです。
私は優等生のようなrole modelではなく、個人に新しい価値観や生き方を示したり、より良い社会の可能性を実現したりする人でありたいと思っています。例えば、ジェンダーや国籍に関係なくリーダーシップを発揮したり、経済的な困難にも負けずに海外で挑戦したりすることです。
前例がなくて無謀だと思われることもありますが、まずは自分がチャレンジしてみようと心がけています。そして、失敗や苦労も含めてそれらから学んだことを周囲に共有することで、後に続く人の勇気付けや道を開くことに役立てたら嬉しいですね。
── イギリスの修士課程での挑戦を達成したNaoさんから、いろんな可能性を持つみなさんへメッセージをお願いします。私の息子のような中学生、高校生にも伝えたいです。
10代は感受性に富んだ時期です。多様な人や物事に出会い、自分の夢やビジョンを見つけてください。それらが人生の意味と目的を知ることにつながります。
そして世俗的な評価や成功のためでなく、自分の心から突き動かされることのために行動してください。自分を強く信じてください。もし自信が持てなければ、自分を力付けてくれるロールモデルやメンターを探してみてください。
私は大学院入学前、奨学金に複数応募するも倍率が高く選考に落ち続けていました。その時にイギリス人のメンターがこう言葉をかけてくれたんです。”If you can’t find a door to open, remember that you have the power to build it.”
世の中にある既存のことだけを見て自分の制限を決めるのではなく、チャンスがなければ自分がつくればいいということです。もしくは支給型奨学金・プログラムを探してみるのもいいと思います。
最後になりますが、’dream more, do more, become more’ の精神で、みなさんが自己実現できることを応援しています!
── 異文化の中で学び続けながら、自分の心と向き合ってビジョンを作ってきたNaoさんならではの力強いメッセージですね。ありがとうございました!
この記事を書いたボーダレスライター に
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秋吉 良子
Ryoko Akiyoshi
- 居住国 : イングランド
- 居住都市 : ノッティンガム
- 居住年数 : 1年
- 子ども年齢 : 12歳
- 教育環境 : 現地私立中学校