【イタリア】イタリア公立中学校での性教育

お久しぶりです。
息子はあっという間に中学3年生になり、今年の9月からは高校生になる予定です。

先日、息子の中学で3年生を対象に性教育が行われました。
2023年2月現在、年齢的にイタリアの中3は日本ではぎりぎりまだ中1です。

イタリアでは、科学の授業で性教育を学びます。どの学年で行われるかはそれぞれ学校や先生達の考えで異なるようです。
息子の中学では、科学の先生と心理学の専門家2名で(3人とも女性)、生徒達、保護者に別れて各2回ずつ性教育が行われました。

私が遥か昔に受けた性教育は、小5の時に女子だけ集められ、初潮の話や精子と卵子が受精して妊娠するとか、あくまでも科学的事実を他人事の様に見せられた、そんな記憶しかありません。

今の世の中は昔と色々変わりました。ネットで様々な情報が手軽に手に入る反面、真実ではないものも溢れている、恋愛対象の多様化、性犯罪などなど。。。
なので、子供達の為に早めに性教育を始める必要があると私は考え、息子が中1の時の誕生日にイタリア語で男子の体の変化について説明した本をプレゼントしました。(同じシリーズで女子の体の変化についてもありました)

そして夫が性教育に参加した日の夕飯時に、家族3人で色々と性について話しました。
残念ながら、今回私は都合がつかず夫が参加したのですが、息子にとっては同性の父親の方が話しやすい様なので、結果夫が参加して良かったと思います。
でも勿論、女性の立場から男性は女性側の真実や気持ちを知ることもとても大切だと伝えました。(私の家ではこの手の話題はタブーだったので、息子と話せて良かった!)

そして、今回の性教育の授業をきっかけに、友達やネットからの情報は真実じゃないことが多いので鵜呑みにしない様に、男女の性について更に詳しく書かれた本を息子にプレゼントしました。まぁ、本に書かれていることが全てではないので、これからも可能な限りオープンに話せて行けたら良いなと思います。

この記事を書いたボーダレスライター に
もっと話を聞きたい方はこちらをClick!

はる

Haru

  • 居住国 : イタリア
  • 居住都市 :マントヴァ
  • 居住年数 : 12年
  • 子ども年齢 : 10歳
  • 教育環境 : 現地公立中学校

and more...