【オランダ/アイントーフェン】IT活用
こんにちは。先週、私たちが住んでいる地区は秋休みでした。
この期間中も、もちろん親は仕事があるので、学童保育(学校の時間外保育)が「森散策」など充実した1日プログラムを打ち出していました。他にも、公園では自然散策プログラムがあったり、普段は月曜日に閉館することの多い美術館や博物館が開館していました。
さて。今回は保育園・学校でのアプリ利用についてレポートします。日本でも、学校や園で導入されている地域もあるかもしれません。
息子の保育園(2箇所)、娘の学校とのコミュニケーション用に、私たちは子どもの通園/通学先のアプリを3つ利用しています。機能はどれも似ています。
<主な機能>
・学校からのお知らせ
・クラスや個人の様子(写真と文章)
・担任とのチャット
・休みの申請や振替保育(保育園のみ)の予約
保育園からは、どの程度お昼寝が出来たかという報告の他、「食欲が普段よりなかった」「自分からトイレに行くことができた」など生活面についてレポートしてもらえます。ほぼリアルタイムで活動の様子を写真付きで見られるので、帰宅後の子どもと、園での出来事について話すことができます。
お知らせとしては、「明日は午前授業なのでお迎え時間に注意してください」「明日の持ち物のリマインドです」と言った情報が届くので、忙しい親のリマインダーとしてとても助かります。
チャットの利用頻度は担当の先生にもよると思いますが、娘の担任の先生はとてもマメに連絡をしてくれます。「今日は体育の時間にこれができました」「あまり話さなかったけど、お友達に自分の作品を見せていました」など、前向きなレポートをしてくれます。また、「保護者会に弟を連れて行っても良いか」という質問にもすぐに返信してくれます。
アプリの代表的な利点は、学校と親がダイレクトにつながる点・タイムリーな点・両親ともいつでも見られる点でしょうか。忙しい先生のサポートにもなっていることを親としては願うばかりです(時々、遅い時間にレポートを送ってくれるので、アプリが負担になってないと良いなと思っています。)
こうした生活におけるIT利用は、教育現場だけでなく金融や行政手続きでも導入されています。
先日、自転車が盗難にあった際、盗難届はオンラインで5分程度で済ませることができました(これはこれで、とても悲しく困った出来事ではありました。太い金属チェーンが切られる組織的と思われる犯行で、自転車は戻って来ませんでした)。
銀行口座開設手続きもオンラインで5分で済み、各種オンライン決済はQRコードを介して正確に即時に行うことができます。
キャッシュレスも進んでおり、実際に今までオランダで現金を利用したのは2回のみです。一回はフリーマーケットで個人の方への支払い、もう一回は美術館のロッカー利用でしたが、このロッカー利用にあたりコインがない人のために、デビッドカードをかざしてコインを引き出す機械が横に置いてありました。
交通機関もアプリ・自動引き落としカードが整備されていますが、日本も同様にとても便利なのでこの点はさほど違いを感じません。
技術はすでにあるので、こうした点は規制の緩和により一気に進めることができるかもしれません。スマートフォンの利用と同じように、どれもとても便利で、一度使うと後戻りはできない気がします。
この記事を書いたボーダレスライター に
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西山 千香子
Chikako Nishiyama
- 居住国 : オランダ
- 居住都市 : アイントーフェン
- 居住年数 : 1年未満
- 子ども年齢 : 6歳、3歳
- 教育環境 : イエナプランスクール、保育園(週3日)