【アメリカ】Last Day of School

6月13日をもって、今年の学年が終了しました。
3月中旬から一度も登校することのないまま…。

初めは、コロナが落ち着くまでの短期的な臨時休校の予定だったので、学用品(教科書や文房具、個人のノートなど)は、もちろん小学校の教室に置いたままでした。(日本とは違い、普段も教科書やノート、筆記用具は基本的に全て学校に置いたままです)

しかし、当初の予想よりもはるかに事態は深刻化していき、結局その後登校することができなかったので、夏休みに入る前に、学校へ取りに来るよう指示がありました。そして、6月9日の指定された時間に、息子を連れて車で行ってきました。

3か月ぶりの小学校…。渡米から約一年、ほぼ病気をすることなく、毎日元気に通っていた小学校ですが、久しぶりの小学校は、子どもたちの活気に溢れたいつもの雰囲気とは全然違っていました。

この日は、私たちは車から一切降りてはいけませんでした。学用品の受け取りは、カープールでのみ許されていました。


私たちの車がカープールに入ると、そこにはマスク姿の数人の先生たちと、小学校のマスコットキャラクター(このあたりの小学校には、各校それぞれマスコットキャラクターがいて、行事などの時にたまに登場します)の着ぐるみを来た先生がいて、手を振って出迎えてくれました。
担当の先生に、車の中から息子の学年と名前を伝えると、まもなく、担任の先生が奥の建物から大きな紙袋を持って現れ、私たちは窓からそれを受け取りました。
先生は、マスク越しでも最高の笑顔なのがよくわかるぐらいの表情と声のトーンで、「やあ!◯◯(息子の名前)!ずっと会いたかったよ~!!この袋の中には、教室に置いてあったあなたのものが全て入っているわ。あと、私からサプライズのプレゼントも入っているからね!」と言い、息子も大喜び!そして、息子からは、一年間お世話になったお礼として、花束と手紙を渡しました。
(アメリカでは、お世話になった先生に対して、このような花束やギフトカード、その他雑貨などのプレゼントを渡すことがよくあります。先生も、ある意味もらい慣れているので、「はいっ!」とこちらから渡すと「Thank you!」で必ず受け取ってくれます。)

担任の先生とは、休校措置が取られている間も、週に3回はオンライン上で顔を合わせていたのですが、やはり実際会うとなると全然違いました。久しぶりに息子の小学校に行った私も、親子ともに不安な日々を過ごしたこの3か月のことや、英語に超苦戦しながら一生懸命ホームスクールを頑張ってきたこと、そして、登校したくても登校出来なかった息子のことを思うと、何とも言えない感情が込み上げてきました。若くて、可愛らしくて、優しくて、頼もしいこの先生が、大好きだった息子。最後に花束を渡したいと言い出したのも、息子本人でした。

本当に、通わせてあげたかった…。
でも、この休校中もずっと生徒をフォローし続け、計り知れないほどの準備とメール対応をしてくれた先生に、最後直接お礼を言うことが出来て、良かったです。

こちらが、この日持って帰ってきた教科書やノートなどです。(教科書らしい教科書は、写真上段の左と真ん中の本2冊で、両方ともMathです。他の教科の教科書はありませんでした。)

帰宅後、息子は先生から受け取った紙袋の中身を、一つずつ私に紹介しながら見せてくれました。中でも、私に一番見せたかったと言っていたScienceのノート…。
3月中旬に、コロナの影響でしばらく学校へ行けないことを知った息子が、まず真っ先に口にしたのは、「えーーー!それやったら、あのScience Notebook、学校に置いたままやん!ママに見せたかったのに~!!泣」と言っていたほど、彼の中ではかなり大切なノートだったのです(笑)

この、“Soil”について勉強したページを、どうしても見せたかったらしく、その理由を尋ねると、担任の先生が、3種類もの本物の土を用意してくれていたからだと言っていました。のりを付けた紙の上に、砂を落として付ける作業をしたそうなのですが、きっととても楽しい授業だったのでしょうね。

私が一番ウケたのは、こちらのWritingプリント。

めちゃ、上から目線(笑)

ちなみに、先生からのサプライズプレゼントは、ちょっと難しめの絵本、でした。

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