【シンガポール】初面談と知りたがる親
先週、娘の初めての面談がありました。
今回は親と先生だけの面談で、子どもは参加しません。
まだ新しいクラスが始まって一か月だったので、先生がその子の家での様子を聞いたり、学校での様子を伝えたりする目的で面接が行われました。
面談の日時設定方法はとても簡単。
先生から送られてきたネットのページにアクセスして、空いている時間を予約するだけ。
後日先生からオンラインMTGのURLが個別に送られてきます。
私一人だと先生とコミュニケーションがうまくとれるか不安があったので、主人が参加できる日程に予約をしました。
娘の面談では、娘の性格はどのような性格か。また、聞きたいことがあれば何でも聞いてほしいと言われました。
主人が、娘が恥ずかしがりやなこと、友達ができたおかげで学校生活は楽しんでいるように見えること、そして英語をどのくらい理解しているか知りたいということを聞きました。
先生は、娘の学校での様子について、
楽しんでいるように見えるが発言することはほとんどなく、すべてを理解してはいないように思える。
しかし、課題が出るとそれはきちんとやることができる。
先日、学校で偉人についてのレポートをしたら、とてもうまくできていた。
友達に教えたのかと聞いても違うと言うし、他の生徒と内容も全く異なっていた。
本人にどうやったの?と聞いても微笑むだけだけし、本当にびっくりしたわ!といって、娘がやった課題を見せてくれました。
これには私も主人もびっくり。
面談が終わった後に、娘に「先生がレポート褒めてたよ!どうやってやったの?」と聞いてみましたが、なんだかきまり悪そうに笑うだけで明確な答えは分かりませんでした。
もしかしたら、誰かに見せてもらったのかもね。と主人と話し、あまり詳しくは聞くのはやめようということになりました。
でも、どうしても気になる。
あーー聞きたい。
そこで、我慢のできなくなった私は、娘とお風呂に入っているときに遠回しに聞いてみました。
色々話をして上機嫌になった娘は、その勢いで話し始めました。
すると、マザーテレサについてレポートを書くときは、マザーテレサの本の中から、She is で始まる文章を探して、そこにつながっている単語は意味が分からなくってもその人を説明していると思い、それを書いたとのこと。
例えば、She is helpfulという文章があったら、仮にhelpfulの意味が分からなくても、この人を説明している単語だと思い、それをまとめてレポートを書いていたようです。
意味がはっきりわかっていないのにレポートにしたということが、胸を張って伝えられなかった理由のようでした。
理由がわかってすっきりした私と、いつもよりもみんなが自分の話を聞いてくれて饒舌な娘。
反抗期だと思っていたけど、こうやってじっくり話を聞いてほしかったんだなと思いました。
息子を学校に慣らすのに必死になりすぎて、娘はできて当たり前という態度で接していたことを反省しました。
その後、お風呂上りに夕食の準備をしていると、リビングから主人が娘に話す声が聞こえます。
「なんで、あんなレポートが書けたの?どうやったの??」
ここにも我慢できなかった大人が一人。