【シンガポール】悔しさをバネにして

クラスパーティーも無事に終わり、娘が所属するこのクラスで過ごす最後の日になりました。

娘の帰宅後、クラスの担任の先生から一年間の感謝を伝える言葉と動画がメールで送られてきました。
その動画は先生が編集したもので、一年間の楽しかった思い出と、クラスメイトが一人ずつ一年の中で一番楽しかったことをコメントしているものでした。
娘は写真には映っていたものの、コメントの発表には登場しませんでした。

娘も最終日前日に家でコメントの練習をしていたので、どうしたのかと聞いてみたところ、先生が私の名前を呼ばなかったから、先生は忘れているかもしれないとのこと。
あんなに練習したのにと、娘の気持ちを考えて私が切ない気持ちになりました。

その後、主人と話をして先生に伝えようかと悩んでいたのですが、よくよく話を聞いてみると、前日にみんながコメントの撮影をしているときに、娘も先生にチャレンジしてみる?と聞かれたそうです。
でもその場では英語でコメントができないので、何も言えず。
娘は帰って準備してから次の日に話そうと思ったらしいのですが、先生はその時に娘があまりコメントしたくないと思ったのではないかと思います。

主人が、「ちゃんと意思表示をしないとそれはしたくないって言ってるのと同じだよ」と話すと、娘は泣き出しました。
何を話していいかもわからないし、それを伝えるのも難しいと。

学校が始まってからは、私の不安に反して、毎日楽しいと言ったり、ジェスチャーとかでなんとかなってるよ!と言っていましたが、少なからず、その場で話すことができずに悔しい思いを重ねてきたんだなとわかりました。

少し泣いた後に、長期休みのうちにもう少し勉強して英語がわかるようになりたいと言い出し、英会話教室でサマープログラムに参加することに決めました。
今はそのサマープログラムで少しずつ会話を楽しんでいて、早く休み明けに学校の友達と話したいと言っています。

自分の意思を伝えることの大切さや英語でのコミュニケーションの難しさを小さいうちに学んで、悔しさをばねに強くなった娘の成長を見た一日でした。

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