【シンガポール】日常生活から学ぶ

娘の通う学校は、数学を生活の一部として学ぶようにしています。
そうすれば、学習ははるかに楽しく簡単になるからだそうです。

現在娘が、どのように数学を学んでいるのかをお伝えしたいと思います。

重さについて学ぶ時、まずハンガーを使って秤を作りました。

身の回りの物をその秤に入れて、重さを測りどちらが重いかを比べます。
アボガド1個とドラゴンフルーツ2個の重さが同じだった!と楽しそうに話す子もいました。

先生からは、家の中にある牛乳や洗剤などの容量をチェックしたり、形は違うけれど同じ重さのものを探したりしてと宿題が出されました。
娘は、授業が終わった後にも、自発的に自作の秤にものを載せて比べてみたり、
ヨーグルトや牛乳など色々な食べ物の容量の表記を見比べたりしています。

分数の勉強は、紙皿にピザの絵を書き四等分にすることから始まります。
そこから四分の一が4つ集まると1になることを視覚で学びます。

ある日、今日の勉強はemoji mathをしたよと娘が楽しそうに例題を出してくれました。

よく見るとこれは私が小さいときに学んだXYの方程式!
(まだ解き方を習っていないのでとても難しい計算式になっていますが。。。)
でもemojiにするだけで、私がわからないと悩んできたものとは別物に見えます。

教科書で図を使って学んで、すぐ数字に変換して何度も復習、応用問題を解くという私が行ってきた日本の勉強と比べて、娘の学校では、体験したり絵や図で見たりしたものを最後に数字に変換して答えを導き出すようです。
英語がわからない娘でも、この方式だと理解することができると言っていました。
制作の大好きな娘は、この方法で勉強することをとても楽しんでいます。

日本の学習方法で学んできた私は、応用問題を何問も解き、暗記に近い形で公式などを覚えていたので、この勉強方法はとても新鮮に思えます。
もちろんここから、応用力を身につけなくてはなりませんが、身近なものから数学を学ぶことで、文章問題を解く力や日常生活で使える数学を学ぶことができると思います。

せっかく楽しく勉強してる娘。このまま興味をもっていろいろ学んでいってほしいですが、応用力をつけさせようと無理やり私の教え方で勉強をつまらなくさせないように気を付けていかなくては。。
と思っています。

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