【アメリカ】初めての保育園

このところ、7歳の長男のことばかり記事にしていましたが、今日は、5歳(当時4歳)の次男が通っているデイ・ケア(保育園)のことについて書かせていただきたいと思います。

渡米からわずか1週間足らずで、近所の私立保育園へ登園し始めた次男。
私たち親が生活のセットアップに追われている中、渡米して落ち着く前に行かせ始めた方が、わけわからないうちに園生活に慣れてくれるかな、という淡い期待もあって、時差ボケもまだ完全に整っていない時期から思い切って入れてみました。もちろん英語は全く出来ない状態でした。(…鬼か!)

建物について

園内見学もせずに、ただ近いという理由で決めた保育園だったので、初登園日=初園内(笑)
外観から想像していた以上に、建物の中はピカピカでした。

エントランスを通り、案内されながら真新しい廊下を歩いていくと、左右に教室が次々と現れ、アメリカらしいカラフルな遊具と、クラスごとに違う部屋の可愛らしいデザインに目を奪われました。声を出して感激しながら、息子と手を繋いで歩いたのを覚えています。

そして、各クラスの中に、子ども用のトイレと手洗い場、台所用のシンクがありました。子どもたちはわざわざ教室の外に出てトイレへ行く必要もなければ、先生は簡単な洗い物がクラスの中で出来ます。

また、廊下に面したドアと反対側のドアからは、プレイグラウンド(園庭)に直接出られるようになっています。
園庭は2つ。主に3~5歳児が遊ぶための園庭と、それよりも小さな園児が遊ぶための園庭です。どちらも、園児たちがのびのびと遊べるくらいの広さで、地面は転んでも痛みが少ないよう、柔らかめのゴム?のような材質で覆われていて、それぞれに遊具もあります。
自然も豊かで、少し奥の方では、木の実を拾ったり、土に触れることも出来るそうです。

これ
は、息子たちが遊ぶ方のプレイグラウンド

セキュリティについて

建物の中に入る時は、保護者に渡されている電子キーを機械に近づけると、ドアのロックが10秒ほど解除されます。(まず、ここに感動!)もちろん、保護者が普段出入り可能なドアも、一つしかありません。

また、クラスごとにドアがきっちりと閉まるようになっていて、セキュリティ上、子どもは大人なしで部屋から出ることは許されていません。また、何かの都合で廊下へ出ないといけない時は、必ず(100%)先生が子どもに付き添います。

クラスについて

息子が入ったのは、3〜4歳児クラス。
一クラスには25人程度の子どもが在籍していて、先生は各クラスに2人。一人の先生が保育できる人数は10人までだそうです。

部屋は広く、おもちゃがあるスペースと、グループ毎に座ることが出来るテーブル&椅子のスペースの二つに分けられています。(置いてあるおもちゃや、壁のアート、そして部屋の中の遊具が本当に可愛い!椅子もカラフルです。)

カリキュラムについて

保育園ですが、この園にはしっかりとした教育プログラムがあります。
週ごとに学びの「テーマ」が決まっていて、そのテーマについての絵本を読んでもらったり、制作をしたり、音楽に合わせて体を動かしたり、ディスカッションをしたりします。

  • 3月4~8日 Shapes and Patterns
  • 3月11~15日 What’s the Weather?
  • 3月18~22日 Welcome Spring!
  • 3月25~29日 Birds

春を迎えたばかりの3月らしいテーマですね。
そして、それらの詳しいカリキュラムがこちら。

具体的に、どんなアクティビティをするのか、何の絵本を読み聞かせするのか、制作は何をするのか、音楽は何を聴くのか、など、詳しく書かれています。
これを見ると、Language and Literacy Activities、Math Activities、Science/Cooking Activitiesもあります。
つまり、いわゆる“お勉強”の要素も取り入れてくれているようです。

また、先生の手書きのお手紙は、毎日教室のドアの外に張り出されていて、今日一日がどんな様子だったのかを知ることが出来ます。

これらを見て、とてもしっかりとした園だなあという印象を受けました。

一日の保育スケジュール

  • 7:15-9:00 自由遊び
  • 9:00-9:30 モーニングスナック
  • 9:30-10:15 外遊び
  • 10:15-11:45 自由遊び、特別活動(絵本、制作、音楽など)
  • 11:45-12:45 昼食
  • 12:45-2:45 休憩(お昼寝)
  • 2:45-3:15 アフタヌーンスナック
  • 3:15-3:45 外遊び
  • 3:45-5:45 自由遊び、特別活動(絵本、制作、音楽など)
  • 5:45 お迎え

保育園なので、この時間内なら、基本的には何時に預けに行っても良いし、お迎え時間も決まりはありません。

担任の先生は、とにかく元気で(声も大きくて)ハツラツとしていて、「泣いても全然大丈夫~!ハッハッハ~!(ハグ♡)」みたいな感じの、いかにもアメリカーーーン!な、明るい先生(笑)
渡米間もない私にとっては、「本当にアメリカに来たんやな…」と初めて実感した瞬間でもありました(笑)

しかし、つい2週間ほど前まで通っていた日本の幼稚園と、あまりに色々と違うことに、戸惑いと不安でいっぱいの息子…

そりゃ、そうだ(笑)

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