【ニュージーランド】夏休み短期親子留学のメリットとは? 〜前編〜

 私にとって8月はスキーを楽しむシーズンですが、日本は夏休み真っただ中、ということで先日、親子留学に来られているご家族に会う機会がありました。

Aさん家族はお母さんとお子様9歳のお二人で2週間、Bさん家族は両親、子供3人、6歳、3歳、赤ちゃんの皆さんで1か月来られていました。

正直、私は短期留学に関しては懐疑的でした。2週間や一か月で英語が劇的に上達するとは思えないし、だったら何のために来る意味があるのだろうと、思っていました。でも、このご家族に会い、お話しさせていただき、体験談をうかがったことで、意外とメリットもあるのかもしれない、と思い直し、私としても学びの多い出会いでした。

私が親子短期留学について否定的だった理由はいくつかありますが、一番大きなものは、その短期間英語に触れたからといって、英語は上達しないと思うからです。滞在中は多少話したり聞けたりができるようになるかもしれませんが、ご家族では日本語で会話をされていることもあり、海外にいたとしても、そもそも英語に触れる時間自体が少ないと感じるからです。

親子、またはご家族での海外生活は安くありません。そのお金に見合うだけの経験や成果が得られるのかが、私には疑問でした。

二つ目は、受け入れる学校が、どのくらい積極的に受け入れているのか、という疑問でした。自身も生徒を受け持ちながら、2週間や1か月という短い間だけ来る、英語の話せない生徒の担当になるということは、先生にとっても、またそのクラスの生徒にとっても一定の負担があるのではないか、と思ったからです。学校にとっては、お金を払ってまで来てくれる海外の生徒は収入源となるので、受け入れる理由がありますが、受け入れ先である先生や生徒は実際にはどう思っているのだろうか、実はちょっと大変だな、と思っているのではないかと推測していました。

クライストチャーチには、短期で海外からの生徒を受け入れている小学校は2校しかありません。ほとんどの学校は全く受け入れていないか、受け入れても1ターム(10週間)以上からとなっています。このことからも、やはり学校側が先生や生徒の負担や、海外から来る生徒には生活や学校に慣れて、滞在中に学生として成長をして欲しい、という学校側からのメッセージが受け取れます。

このように、短期親子留学に懐疑的だった私でしたが、留学前のAさんご家族との交流や、学校とのやり取りの際に感じた温度感から始まり、実際にAさん、Bさんご家族にお会いしたことで、少しずつ、私の疑問は解消され、だんだん短期親子留学について、ポジティブに感じるようになってきました。

以下は、私が実際にご家族と会って、学んだことと感じたことです。

  1. 夏休みの短期親子留学は、南半球だからこそのメリットがある。

ニュージーランドの8月は冬です。そして、普通に学校があります。北半球にある国々のサマースクールへ参加するのもいいですが、これらは、普段の学校が夏休みの間を利用しており実際の学校の様子はわからない、と伺いました。その点、ニュージーランドではほかの生徒と同じように学校へ通うことができ、学校そのものの雰囲気を感じ体験できるのです。私はこのことをAさんご家族に伺い、なるほどな、と思ました。特にこの短期留学を、今後の長期留学につなげるための体験ととらえているご家庭にとって、実際の学校に通うことができるということは、より貴重な経験となるのではないか、と思いました。

  1. 英語を学ぶ理由が見つかる

2週間や1か月では、英語はなかなか上達しません。けれど、短期留学では期間が決まっており、その中で学校に行くことは毎日新しいことの連続で、子供たちはワクワクしている間にこの短期留学を終えることができます。長期の留学で英語が話せず辛いと感じる前の、最初のワクワクが途切れないうちに留学を終えることができる、ということが、短期で来るということのメリットです。学校で友達もでき、もっと話せるようになりたい、そう思った頃に帰国となるので、子供にとっても英語を学ぶ理由ができ、英語に対してのモチベーションに繋がったりします。

ーー 夏休み短期親子留学のメリットとは? 〜後編〜 へ続く ーー

水野 宏美

Hiromi Mizuno

  • 居住国 : ニュージーランド
  • 居住都市 : クライストチャーチ
  • 居住年数 : 15年
  • 子ども年齢 : 6歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校

and more...