【オランダ】はじめまして〜日本からオランダへ〜

OVER THE BORDER読者の皆様、こんにちは。
この記事を執筆時点では、まだ日本在住の西山千香子と申します。

私と私の家族を紹介します。
私:社団法人勤務の日本人です。小学校時代はアメリカ(ヒューストン)に住んでいました。
夫:来日10年目のオランダ人で、日本の小さな居酒屋をこよなく愛する穏やかな人です。
私たち夫婦は二人とも登山、ロードバイク、スキーなど野外活動が好きで、荒川サイクリングロードで出会いました。

長女:保育園年長児クラス在籍。お絵描きと漫画が大好きな、我が家の太陽です。
長男:保育園2歳児クラス在籍。いつも歌を歌っている、乗り物好きの甘えん坊です。

私たちは、今年の夏に、夫の仕事の都合でオランダに引っ越すこととなりました。元々は、日本で長く生活し子育てをする方針でした。日本には私の大事な友人も家族もいて、子どもたちも0歳から通っている保育園によく馴染んでいます。

ただ、今回の移住は夫の選択が起点となりましたが、「自分が今からオランダに住むのも良いかもしれない」「子どもたちの長い人生にとって、オランダで過ごすのは良いかもしれない」とも考えています。

なぜか。私はヒューストンで過ごした幼少期があるから、言語と言語が必ずしも対応しないこと(訳せないことがたくさんあること)、想像もつかないほど異なる環境で育った人同士でも尊重し合えること、自分で選択して声を上げたり行動をすることで周囲を変えられることを身を持って学び、自分の糧としてきました。
ヒューストンで過ごした期間がなかったら、抜群に居心地の良かった母校の高校には通っていなかったと思いますし、夫とも子どもたちとも出会っていなかったのではないでしょうか。
もちろん、人生、二つのルートを比べることはできないので、簡単には結論づけられません。しかし、この移住が自分と子どもたちを強めてくれるのではないか、と期待しています。

渡欧が2ヶ月後に迫っており、オランダは9月から新学年のため、長女の学校選びが今の私たちの考えどころの一つです。
9月1日時点で6歳となっている長女は、オランダの初等教育では「グループ3(第3学年)」となります。日本のような学区制ではなく学校を自由に選択できるため、特に都市部では親が情報収集して学校を選びます。既に生徒数が定員に達している場合は、申し込んでも学校側から断られることがあります。そのため、通わせたい学校が決まっている場合は、1歳などごく早い段階から通学希望先の小学校に申し込む親もいると聞きました。

長女の学校選びの基準を簡単に述べると:
・グループ3の定員枠に空きがある
・教育方針や雰囲気が長女に合いそう(ゆくゆく通う長男にも合いそう)
・弟(長男)が学校に併設されている保育園やその近所の保育園に入れることが望ましい
・夫の勤務先からさほど遠くない
・学校の近くに家が見つかりそう(家探しは、これはこれでまた一課題です)
といった点に加えて、
・オランダ語がある程度理解できるが、本人の認知や日本語能力からは大幅に遅れていることを踏まえて、受け入れてもらえるかという点も考慮して学校側とやりとりを行なっています。

次回は、この学校探し・選びの過程について綴ってまいります。

西山 千香子

Chikako Nishiyama

  • 居住国 : 日本(2021年8月よりオランダ)
  • 居住都市 : 東京(2021年8月よりアイントーフェン)
  • 居住年数 :
  • 子ども年齢 : 5歳、2歳
  • 教育環境 : 公立認可保育園

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