【オランダ】オランダの小学校にある教具<その2>
学校が全面再開し、学校の中の教具も少しずつ拡大開放されつつある。と、娘が言っていました。
娘のとってお気に入りの教具が、最近やっとまた開放されたのだそうです。
教具タスクシート?
これは、娘の学年(groep1)の子どもたちのタスクタスクシートらしく、まんべんなく教具を使用する目的で作られているようです。
図形を作ったり、ブロックを立体に組み立てたり、数字とドットの数を合わせたり…
厳密にはどのようなルールでこのシートを進めているのかはわかりませんが、
このシートだけでも18種類の教具があることがわかります。
娘には毎日、
「今日の学校はどうだった?」
「今日学校で何したの?」
「今日は誰と遊んだの?」
「今日の日直は誰だった?」
の質問を必ず聞くようにしているのですが、毎日教えてくれる教具が異なるので、この18種類の教具を順番に使っているのかなぁ。と勝手に予測を立てています。
二足制でもないけど、床で遊ぶ子どもたち
娘の小学校は二足制ではないのですが、子どもたちは床でマットも敷かずに遊ぶことも多く。笑
この慣習がこのコロナウイルスの時期に改められることもなく、動画では床で遊んでいる子どもたちがたくさん映っていました。笑
外遊びは1日2回
前回のブログでも書きましたが、1日の流れはスケジュールボードの予定に載っています。ボードには室内遊びが2回。そして、外遊びが2回。
これまでいろんな小学校を視察してきましたが、多くの学校で、「外遊びは1日2回」だと聞いてきました。
これはただ単に「身体を動かした方がいい」という理由だけではなく、
・外遊びにおける視力維持の効果
・太陽光によるビタミンDの生成
などの理由があると聞いたことがあります。
冬になるとオランダの日照時間は7時間程度の短さになることもあります。
暗がりの学校へ送っていき、学校へお迎えに行った帰りに公園で遊んでいると薄暗くなってくることも。
また、秋から冬にかけては天候も不安定なことが多く、太陽を拝めない日々が続くこともあります。
そんな中で、意識的に外へ出て身体を動かす。
というのは、多くの意味を持っているのかもしれません。
また、多少の雨であれば子どもたちは外で遊びます。
「今日は雨が降りそうかなぁ」
という日には、長靴とレインコートを着せて学校へ行かせます。
そうすると、外でも思い切り遊べる!と言っていました。
床にチョークでお絵かきしよう
外遊びの様子の中には、子どもたちが地面に座ってチョークで絵を描いている様子も映っていました。
玩具屋さんに行けば、チョークはたくさん売っています。
通学途中にド派手な作品を目にすることもたくさんあります。
色とりどりの色で描かれた絵は、街に彩りを与えてくれている気さえするものです。
…ということで、オランダの小学校の教具を2回に渡って紹介しました。
日本の幼稚園や小学校と異なるところもいくつかあったと思いますが、どの国にも、子どもたちが子どもたちらしく過ごせる工夫があります。
子どもたちにとって安心安全な場所。
その大きな役割を担っているのが教具である。と言えるかもしれません。