【メキシコ】新型コロナウイルスの状況と保育園初日

メキシコの新型コロナウイルスに関する状況ですが、3月にメキシコで初の感染者が確認され、3月中旬から学校や幼稚園、保育園はすべて休校、レストランは持ち帰りのみ、生命維持に関係のない業種の工場は稼働停止となりました。

そして6月に入り、感染状況が横ばいにもなっていない中、メキシコ政府の決定で、経済活動を再開することとなり、レストランや工場が再開されました。
学校や幼稚園、保育園は休校のままで、娘の保育園も8月末まで休校の決定がなされました。

3月や4月は街がゴーストタウンのようで、皆マスクをして感染に警戒している空気感だったのが、6月に入って一変、マスクを着けずに歩く人も多く、週末には近所でパーティーをしている音が聞こえ、お祭り騒ぎ。
あたかも感染が落ち着いてきたかのような空気感になっています。

しかし感染者、死者数共に増える一方で、毎日最高新記録を打ち出しています。

メキシコ人の楽観的な考えによるところも大きいかもしれないですが、大統領は経済活動に重きを置き、一方で保健省(日本の厚生労働省のようなところ)は感染防止活動に重きを置くという、一貫性のない政府の対応によって国民は混乱しているのかもしれません。

また、メキシコは貧富の差が激しく、貧しい人は十分な教育を受けられていないため、帰宅時や食事の前に手洗いをするということや、手洗いのやり方自体知らない人が多く、テレビもスマートフォンも持っていない家では、コロナウイルスの存在自体が嘘だと信じている人もいるそうです。

日本の感染拡大が他国ほど深刻にならずに落ち着いてきているのは、さまざまな要因があると思いますが、子どもの頃から清潔概念の教育がきちんとなされていることも、要因として大きいのではないかと思います。

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さて、今日は娘の保育園初日のことについて書こうと思います。(2019年9月のことです。)

スタート時間は朝9時、初日は夫と一緒に見送りに行きました。
いつもと違う感じに車の中で不安そうに私の顔を見る娘…。

保育園の玄関に先生がスタンバイしていて、先生に娘を預けると、あっという間に奥の部屋へ連れていかれ、あっけなくお別れタイム終了(笑)

先生と保護者の連絡帳のようなものはなく、かといってスペイン語で先生に口頭で伝えることもできないので、気を付けてほしいこと「食べ物を一気に口に入れて窒息しそうになること」「一人歩きはできるけれど、フラフラしていること」
を英語で手紙にし、先生に手渡しました。

日本ではしばらくの期間、慣らし保育というものがあるようですが、この保育園には慣らし保育という考えはなく、「誰かが早く迎えに来るとその子どもが泣いてほかの子どもも全員泣き始めるから、絶対13時に迎えに来てね。」と園長先生よりお達しがありました。

保育園がスタートしてしばらくの期間は、「whats up(Lineのような連絡ツールアプリ)のクラスのグループに子どもの写真を送るからね」と園長先生に言われていたため、自宅に帰って何度もスマートフォンを見てソワソワ…。

保育園へ見送って3時間ほど経ったときようやく写真が送られてきました。
泣き叫んでいると思っていた娘が小さな手で一生懸命おもちゃを触っていて、感動しました…。

やっとお迎えの時間になって迎えに行くと、私の顔を見た途端に大泣き、私は娘を抱きしめたのでした。

メキシコでのランチタイムの時間は11時頃と早いので、ちゃんと食べられたかな…と不安でしたが、お弁当はしっかりと完食していました(笑)
こうして、娘にとっては試練の?保育園初日が終わりました。

ちなみにwhats upに送られてくる子どもの写真ですが、結局、保育園が始まって3日後には送られてこなくなりました(笑)
日本人の感覚であれば、「保育園が始まってしばらくの期間」というのは1~2週間くらいだと思っていましたが、メキシコ人の感覚ではもっと短かったようです。

そしてクラスのママたちが、「もっと写真送って!」とか「自分の子どもの写真を見たい」なんてことを誰一人言わないのもびっくりでした。
これからも日本人とメキシコ人との感覚の違いを思い知らされそうな予感がしながら、保育園生活が始まりました。

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