【イギリス】アフガニスタンはお友達の故郷です
ロンドンからこんにちは。
9月に入り、すっかり涼しくなっているロンドンです。
8月の終わりには、既にヒーターを入れたほど、今年のロンドンの夏は一瞬でした。
ニュースでご覧になった方も多いと思いますが、8月いっぱいでアメリカ軍がアフガニスタンから撤退しました。
まだ残っている脱出したい人たちの気持ちを思うと、言葉が見つかりません。
日本の人たちも、帰りたい方が帰れますように。
安全な国へ移動できますように。
日本からアフガニスタンは遠い国だと思いますが、うちの娘のクラスにはアフガニスタンが故郷のお友達がいます。
アフガニスタンというと、どんなイメージですか?
私は子どもの頃は、テレビの影響で偏ったイメージを持っていました。
アフガニスタンに限らず、例えば、アフリカの人たちは、みんな貧しくお腹が減っているものだと思っていましたし、お洋服も少なく、肌の色はアジア人が黄色いのに対し、黒めの人が多いと思っていました。
でも海外で暮らしてみたら、アフリカにも肌の白い人たちは結構いるし、富裕層の人たちもいることを知りました。
アフガニスタンもそうです。
いま娘が通う学校は、年間学費が日本の私立小学校の1.5〜2倍します。
通えるということは、どちらかというと富裕層なのです。
お金持ちかそうでないか、を言いたいのではなくて、アフガニスタンも日本も、そんなに変わらない、普通の人たちの暮らす普通の国なのです。
ある日突然普通の平和を奪われるということは、誰にでも起こりうる話、もしそうなったら助け合うことが大事です。
イギリスは約2万人のアフガニスタン人を受け入れると発表しました。
娘のクラスでは、イギリスに何の荷物も持てないまま到着した人たちへ、衣服、こどものおもちゃを寄付することになりました。
第一弾の寄付は無事に終わりました。
赤ちゃんのもの、3〜6歳のジャケットやコートがまだまだ足りないようです。
(ロンドンは朝晩涼しく、日中も曇りだと肌寒く、夏でもダウンジャケットを着ている人はチラホラいます)
アフガニスタンから来て、ロンドンの寒さにも、心身共に疲れている人たちが、一日も早く心穏やかに過ごせますように。
この記事を書いたボーダレスライター に
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エル
Elle
- 居住国 : イギリス
- 居住都市 : ロンドン
- 居住年数 : 1年
- 子ども年齢 : 10歳、6歳
- 教育環境 : インターナショナルスクール