【オランダ／アイントーフェン】保育園の初日

みなさんこんにちは。
私たち家族の、オランダ国アイントーフェン市での日々が始まりました。
この記事では、２歳長男の保育園登園についてレポートします。

通園先

運営：NPO法人
対象：０歳〜３歳
立地：小学校に併設（長女の通う小学校とは別の学校）
規模：登園する子どもの数は、１日あたり４０名程度だそうです。

週５日利用する子どもはおらず、ほとんどの子どもが週に１〜３回ずつ登園します。

仮住まいから徒歩3分の立地で、法人としての評判がよく、週に２回通うための「空き」があったことから、日本にいる時点で申し込みをしました。
長女の入る小学校に併設されている保育園は、申し込み時点では週に１枠（一つの曜日）のみ空きがあったため、長男は２箇所の保育園にそれぞれ週１回・週２回ずつ通うこととなりました。

このレポートは、週に２回通う方の保育園についてです。

初登園の三日前

親と一緒に１時間ほど行き、担当の先生と話をして、施設を見学しました。
見学は、「コーヒーはいかが？」と飲み物を出してくれるカジュアルな雰囲気で、申し込み用紙の記載内容（成育歴、アレルギーなど）、登降園方法（入り口のパスワードなど）、個人情報管理（親が写真や日々の活動記録を見られるウェブサイトへの写真の利用の確認など）、の他、親の要望や質問に応える時間でした。

部屋は、同年代の子ども１２名ほどのクラスごとに広い「遊び部屋」、静かに遊びたい場合の「小さい遊び部屋」、柵のある3段ベッドが並んでいる「ベッド部屋」、スタッフが飲食物を準備する「ミニキッチン」、「トイレ」、「着替えスペース」と、目的ごとに区切られていました。

クラスはそれぞれお花の名前がついており、２歳児１２名ほどのクラスにスタッフは原則２名配置されるそうです。お昼にはパンとスープなど温かい料理が提供され、午前と午後に果物などのおやつが３種類準備され、その中から自分で１つ選ぶそうです。

室内は、ベッド以外は靴を履いて過ごすものの、脱ぎたい子どもは脱いでも良いそうです（オランダのおうちを訪問すると、同じように子どもたちは靴を履いていたり脱いでいたりと自由にしている印象です）。

見学に行った際、ちょうど１歳児クラスの子どもたちがお散歩から帰ってきており、６人座れるチャイルドカーをスタッフが押していました。長男の２歳児クラスだと、外出時は同じようにチャイルドカーを使うこともあれば、結び目のついたロープを握って一列になってお散歩することもあるそうです。

見学前は「オランダの保育園行かないもんねーだ」と行っていた本人も、外のお砂場や三輪車のコース（木でできた給油所もあるかわいいコース）、室内のパズルやマグネット、乗り物のおもちゃを見て、俄然行く気になっていました。

初登園

リュックに着替え一式とお昼寝や寂しい時に抱っこするお気に入りのぬいぐるみを入れて、一緒に歩いて行きました。見学時に入った部屋に近づくにつれてちょっと緊張し、スタッフや人懐こい子どもが「こんにちは！」と声をかけてくれると、大きな声で泣き始めました。

そのため、「日本の保育園同様に、夕方迎えに来ること」「先生たちは優しくて、困った時には手伝ってくれること」などを座って話し、少し一緒に遊びました。（泣きながらも、車のおもちゃに手を伸ばしている様子が微笑ましかったです。）ちょっと慣れた後に「もう帰るね。バイバイタッチするよ。」と言うと、「うん。」と納得していたので親は帰りました。

少し早めにお迎えに行くと、楽しそうに電車のおもちゃで遊んでおり、私の姿を見るとスタッフに「ん！」と靴を出してもらえるように要求していました。先生からは、「おむつ替えの時に大泣きをして嫌がっていましたけど、他は楽しそうでしたよ〜」と簡単なフィードバックをもらいました。

本人に聞いたところ、「フクロウのおむつが違った」ため泣いたそうです。日本の保育園では自分の家で使っている紙おむつを園に持っていっていたため、オランダ現地で購入し家で使っていたブランドと、保育園のおむつのブランドが違い、「自分のじゃない」と思ったためでしょうか・・・（子どもの涙には理由があるんだなと改めて思いました）。

本人からは、他に「おやつはバナナを食べたけど、ぶどうも食べたかった」「ごはんはパンと牛乳とケチャップ（おそらくトマトスープ）を食べたよ。パンの耳も食べた」「オランダの保育園の三輪車もこげたよ」とコメントがありました。

このコメントからも、また「次オランダの保育園いつ行くの？」と楽しみにしている様子からも、良いスタートを切れたかなと感じています。