【アメリカ】今月で保育園卒園!のはずが…
来週8月17日から、我が家の次男坊もKindergarten、いよいよ小学校へ!
だったのですが…。
こちらの公立学校は、来年1月まで完全オンライン化が決まっているので、実際に校舎へ通う“登校”は出来ません。
そんな中、今問題になっていることの一つは、日中働く親にとって、子供をどうするかです。
ここアメリカでは、子どもだけの留守番はダメ。もちろん、この状況なので、仕事もリモートになって自宅での仕事に切り替わった人も少なくありませんが、子どもが家にいる状態での在宅ワークも、本当に大変ですよね。
私が参加している、この地域のコミュニティのSNSの投稿を見ていても、「在宅ワーク中、一日中子どもにTVを見せている状態なの…辛い…」といった書き込みも目にします。
そこで、行き場を失った子どもたちや働く親たちのために、平日、子どもたちを預かる施設が、最近少しずつ増えてきました。普段はアフタースクールを開催している施設や、Farmなどの施設で、預かり時間も様々です。
次男が今通っている保育園もその一つで、本来なら今月卒園の子どもを、希望すれば来月からも引き続き預かってくれることになったのです。
つまり子どもたちは、各自iPadやノート型パソコンなどのデバイスを持参し、保育園で小学校のオンライン授業を受けることになります。保育園の先生に、予めログインの仕方や息子の小学校のオンライン授業の時間帯を伝えておき、時間になったら先生が声をかけて、接続のサポートをしてくれるようです。
私は、今までのように大学のキャンパスへ行って伴奏とコーチングの仕事をすることになり(本業ピアニスト)、主人もリモートでの仕事は出来ない関係で家に居ることが出来ないため、次男は引き続き保育園でお世話になることにしました。
他の施設に比べると割高感は否めませんが、朝7:15から夕方5:45まで預けることが出来て、給食・スナック付き、そして空き時間には、読み書きなどKindergartenの学習内容を特別に指導してくれるとのこと。何より、今まで息子が通い慣れている保育園は、息子にとっても私にとっても安心です。
というわけで、本来なら今週いっぱいで保育園を卒園する予定でしたが、”小学生として保育園へ通う”ことになる次男。本人は、大好きな保育園の先生にも引き続き会えるということで、どちらかというと喜んでいます。
KindergartenとPre-Kindergarten
さて、Kindergartenというのは、日本で言うと“年長”の学年に相当しますが、州によって義務教育のところとそうでないところがあります。ここノースカロライナは、義務教育ではありませんが、次の1st Gradeに繋がる大事な学年でもあるので、たいていの子どもはこのKindergartenから小学校へ通います。公立小学校は無料です。
ちなみに、息子たちの通う小学校は、このKindergartenの一つ下の学年であるPre-Kindergarten(略してPre-K)も付属している小学校なのですが、公立のPre-Kは特に枠が少なく、競争率も高いため、入学は難しいようです。その代わり、私立のプリスクールやデイ・ケアなどでも、Pre-K教育プログラムが受けられるようになっていて、こちらに通わせる人が多いです。
昨日も、次男は保育園で夕方の自由時間の時に、担任の先生からKinderで習うMathを個人的に教えてもらったと、とても嬉しそうに話してくれました。そもそも、アメリカ式考え方の足し算引き算は、日本で私が習ったやり方とはアプローチの仕方が違うし、それをまた英語で説明するのは無理なので、先生に感謝です。
今年は、保育園卒園に関連するイベントも無くなってしまい、すでに卒園していったお友達も沢山いて、本当に寂しいです。でも、もうすぐ憧れのKinderになれるんだ!という息子のワクワクドキドキした気持ちだけは、大切にしてあげたいです。