【オランダ/ハーグ】「黒い髪の毛のこと、どう思う?」と7歳の娘に聞いてみた

こんにちは!先日、娘の誕生日会を開きました。誕生日会を開くのはこれで2回目。1回目は近所に住む日本人のお友だちと、そして今回は娘の学校に通う友だち10人を誘っての誕生日会でした。

普段の一対一のプレイデートくらいであれば、色々お世話もできますが、複数となるとまだ自信のない私たち。去年と今年はパーティーを実施してくれる会場にお願いをしています。

去年と今年ではクラスのメンバーが違うので、誘う友だちも変わりました。来年から卒業まではずっと同じクラスですが、またメンバーも変わるのかな。なんて思いながら、楽しく遊ぶ子どもたちを見つめていました。

とにかく元気なオランダの7歳たち

パーティーの会場は、普段は英語の体操教室として使われているところで、かつては娘も習い事として習っていました。インドア施設(?)と呼ぶのか、雨が降っても部屋の中で思いっきり身体を動かせる場所です。

オランダ語を話せる先生が仕切ってくれていましたが、なんとも元気なオランダの子どもたち〜。子どもを見ていても指示を聞いている子、聞いていない子さまざまです。これがオランダの子どもたちの普段の様子だとしたら、先生たちはきっと毎日大変だろうな〜。とは思いますが、この風景もひょっとしたらオランダでは当たり前で、私たちが日本人だからそういう風に見てしまうのかもな。と思いました。

容姿もバックグランドも違う子どもたち

娘の通う小学校には、そこまで移民バックグラウンドを持つ子どもたちが多い訳ではありません。それでも、保護者たちの母親や父親、つまり子どもたちにとって祖父母にあたる人たちは別の国出身の場合もあるようです。

娘のクラスで家庭での言語がオランダ語ではない子どもは20人中2人。私の娘とあと1人です。その他の家庭では両親のどちらかがオランダ語を話すので、娘の立場はかなりマイノリティーであることがわかります。

容姿もバックグラウンドも異なる子どもたちが毎日、同じ教室で学んでいることが今となっては当たり前になりましたが、最初の頃は不安もありました。

最近、おにぎりを持って行くようになった娘

娘は以前、お弁当としておにぎりや卵焼きを持って行っていたのですが、周囲のクラスメイトから注目を浴びるのが嫌になったらしく、ここ2年くらいはずっと周囲と同じようにサンドイッチを持って行っていました。

ところが先日、急に、
「お父さん、明日はおにぎりと今日の餃子入れといて!」
と言ったのでした。※我が家ではお弁当は義則の担当です。

そんなことを言い出したのは、その前日に隣のクラスの友だちのお家へ遊びに行って、そこでアジア系の夕食をご馳走になってからでした。
こちらでは少々珍しく、チヂミとお米をご馳走になったそうで。きっとそこで娘は、
「日本みたいなご飯を食べてる家があるんだ!!」
と思ったのでしょう。

そして、それは彼女の中でちょっとした自信になったのかもしれません。
「日本風なお弁当を持って行っても良いか!」
と、その出来事を通して思えたのかもしれません。

友だちが「おにぎり美味しい!」と言ってくれた

その翌日、おにぎりと餃子を持って行った娘。
夕食時に、
「今日、お弁当持って行ってみてどうやった?」と聞くと、
「◯◯(友だち)がめっちゃ美味しいって言っておにぎり食べてん!」とのこと。

娘的にはそれが嬉しかったらしく、これからもたまには日本っぽいお弁当を持って行きたいと言いました。

周囲には「それって寿司?」とか「何食べてんの?」とも言われたそうですが、今となってはもう十分に説明できる力がついたようです。少しずつ彼女の中で自分のアイデンティティを自分なりに大切にする力がついてきたように感じました。

「黒い髪の毛、どう思う?」という質問に

そして今日、娘と一緒にシャワーに入ったとき、
「◯◯(娘)の髪の毛はとっても綺麗やな〜」と何気なく言うと、
「みんなそれぞれ違う髪の毛の色してるよね〜」と彼女が言ったので、
「どんな髪の毛の子どもたちがいる?」と聞き返しました。

娘は、「赤とか、金とか、茶色とか…」とクラスメイトを思い浮かべながら髪の色や目の色が違うこと、そしてそれぞれが違って良いというような話をし始めました。

私が何気なく、
「◯◯(娘)は、自分の黒色の髪の毛どう?」と聞くと、
「大好き。黒い髪の毛は強くてかっこいい感じがするから!」と言いました。

まだ7歳の娘。これから先、自分の容姿が他と違うことでそれが嫌になったり「他の誰かになりたい」と願うようなことがあるかもしれません。彼女がクラスでマイノリティーであることは、彼女にとって吉と出るか凶と出るか…それはまだわからないのです。

ただ、彼女が自分自身のアイデンティティーを大切にできるとすれば、それは普段からどれだけ彼女が彼女であることに対してポジティブな声かけを心がけ、また、彼女の不安や不満に耳を傾けているかに限ると思っています。

「自分は自分のままで十分美しい」
娘がそれを大切にできるよう、これからもそばで見守っていきたいと思った日でした。

この記事を書いたボーダレスライター に
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三島 菜央

Nao Mishima

  • 居住国 : オランダ
  • 居住都市 : バーグ
  • 居住年数 : 2年
  • 子ども年齢 : 6歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校

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