【日本】日本においての塾の役割とは 〜塾との付き合い方〜

ある特定の学校を受験する場合、「最短の近道は塾に通うこと」が通例となっている日本。

子供達の自由時間が削られるという意味では、なるべく最小限に抑えたい我が家。そのためにもまずは、自分で勉強する習慣を身につける事が大切だと伝えています。

そんな我が家の長女も、高校受験時期となり、目的に合った塾探しが始まりました。

幸いにも「子供達の生活を優先的に考えることができつつ、無駄のないカリキュラムの塾」も見つかり、1年間程お世話になることになりました。
夜の時間帯の週3〜4日ペースで通っており、日々緊張感を保ちつつ休息もありで過ごせています。

「試験に慣れる事」「本人が分かっていない部分を埋めていくこと」が効率よく出来る事で、本人にとっても自信につながり、意欲的に取り組めています。

細かくレベル別に分けられた少人数の指導も納得で、その道のプロに頼る選択をして良かったと感じています。

「頑張りましたよ、褒めてあげて下さい。」と講師の方からのフォローも嬉しいです^^

小学校受験においての注意点

先日、小学校受験専門とされている先生にお話を聞いてみました。


「今、どんな勉強が必要ですか?」
先生
「この時期は、◯◯と△△を中心にやってください」
「ただし、 今の宿題で精一杯なら、それ以上教材を増やさないでください。」
「余裕があるのであれば、別の教材もやってください。決して無理強いをしないで下さい。」

まだまだ、不安定な幼児期。大人の一方的な押し付けには気をつけたいところです。

現在の日本式塾のあり方とは

中国の官僚登録制度「科挙」の影響があると思われる、無理をさせても詰め込むスタイルとは異なっていました。

今回私や子供が感じたことは、結果を必要とされている受験塾に於いてでさえ、子供に無理強いをしないで、進めていくという事を大切にされていることを知り、とても勉強になりました。

子育て=教育=塾に通う=有名学校に入る=幸せな人生?

形態ばかりに気を取られてしまうと、何をしたいのかという本質の目的が置き去りになりがちです。また、そのために親子共々苦しめられていることもあります。

大人側がよく観察して手助けすることで、子供自身で何が必要かイメージしやすくなるのでないでしょうか。そのあと、具体的にプランを立てれば、迷わず進めるのでないかと思います。

学問を生業とされている学者や研究者の方々にお話を聞くと、目を輝かせて応じて下さいます。
本来「学び」というものは、そういった幸せな時間であり、苦しみを生み出すものではないものです。
その場合は、やり方を変えるだけだと私は思います!

木全 玲

Akira Kimata

  • 居住国 : 日本
  • 居住都市 : 滋賀
  • 居住年数 : 7年
  • 子ども年齢 : 13歳、7歳、4歳、1歳
  • 教育環境 : 公立中学校、私立小学校、私立幼稚園、預かり保育