【オランダ/ハーグ】小学校での保護者面談

こんにちは!オランダはどんどん日が短くなり、私たちが起きる朝の7時頃の外は真っ暗…子どもたちは「まだ夜だよ!」と言うくらいです。

さて先日、娘が通う小学校で保護者面談がありました。groep3という日本でいうところの小学校1年生になった娘。学校では字を習ったり、計算をしたり…といわゆる「お勉強」が始まる学年となり、はや2ヶ月…まだコロナルールが適用されているため、新しい教室に入ったことのない保護者にとっては、かなり久々に校舎へ入るのが許されることに。ちょっとワクワクです!

面談の日時設定はアプリで

こちらでは当たり前のこと過ぎて忘れそうになるのですが、面談の日程はアプリを通して行われます。今となっては日本でもそういった学校が増えてきているそうで、教職員の負担が少し軽くなっていると聞き嬉しいです。

まずは面談があるというお知らせが届き、そのお知らせの中に申し込みが開始される日時が書かれていました。申し込みが可能になると、先着順で保護者が自分の都合に合わせて日程を選ぶことができます。

もちろん、17時以降を選ぶ欄さえなく。笑
17時以降でしか調整が出来ない家庭は、面談はなしになるんじゃないかな?なんて思っています。

面談は生徒抜き、対面で(保護者が学校を訪れてOK)

まず、面談は生徒抜きで行われます。生徒を同席させてもOKという学校もあるかもしれませんが、娘の小学校では子どもの同席は認められません。
これまでは私1人で行っていましたが、今回は夫も同席できました。

面談時間は10分!

面談時間は10分と決まっています。笑
世間話をしていたらあっという間に過ぎてしまう10分なので、すぐに本題へ。一般的な話から、娘の学習状況の話など、テンポよく話が進められていきました。

タブレットの進捗情報から学習状況を確認

教室の前にはデジタルボードがあり、前方にある教師のPCと接続されています。もちろんのこと、デジタルボードはWiFi接続されており、担任のPCもまたインターネットに接続され、生徒たちのタブレット学習の情報が全てPCに集約されています。

担任は私たちにオランダ語と算数(というより、計算)の学習状況をデジタルボードに映してくれました。これは、娘がタブレット上でどういった問題をどれくらい解けているかという結果のようなものを示しています。

学習進捗に関して全体的に問題はないようですが、もちろん気分が乗らない時などは適当にタップしているはずなので(笑)、このデータが学習状況の全てだとは言えません。どれだけタブレット学習を常用化したとしても、蓄積された結果が全てだとは言えないと思っています。

おしゃべりな娘、席替えされる。笑

娘は小さい頃から言語習得が早い方で、これまで通ったインターの保育園などでもそういったフォードバックをもらってきました。私も小さい頃から「耳がいい」と言われてきたので、遺伝かもしれません。

また、性格も社交的なのでよくしゃべります….

「最初に決めた座席ではちょーっとおしゃべりが過ぎたので、最近座席を真ん中の方に変えました。笑 前のテーブルには特に仲良く話せる友達がいたので変えてみたのですが、真ん中でも話をする友だちを作っているので、どうしようかなと考えています。笑」

社交的であることは時に裏目に出ます。笑

「ただ、静かにするように言えば静かになるので、特に問題ではありませんよ。笑 ただ、ついついお喋りをしてしまうだけです!chattyな子は彼女だけではないので、心配しないでくださいね。笑」

娘、暇になるとお絵描きを始める。爆

子どもたちの机には引き出しがあるのですが、担任が前で話す時間に飽きると、娘は引き出しをすこーーーし開いてお絵描きをするそうです。爆

「ちょっとした時間を見つけると、引き出しを引っ張り出して何やら中にある紙にお絵描きをしていることがあります。笑 注意すればすぐに戻すので問題はありません。笑」

ここまでくると笑ってしまいました。爆
確かに親から見ていても要領がいい方だとは思うのですが、このまま調子に乗っていたらいつか痛い目に遭うかもしれませんね。笑
それもまた人生。娘には自分で学んでもらいましょう!!

学習状況に関しては問題なし。それより娘の服装が…

担任の話では、娘の学習状況に今のところ目立った遅れなどはないとのこと。ただ、家庭での言語が日本語であることを考えると、娘が楽しむ程度にオランダ語の本を一緒に読むなどしていくのは有用とのことでした。

もちろん、学校のフィードバックが全てではないので、様々な角度から娘の成長を見守れるように、これからも気をつけていきたいと思います。最後に担任は「こんな本がいいですよ」と本を紹介してくれて、これからも娘と楽しみながらオランダ語を学んでいこうと思いました。

「ところで…」と担任が続けたのは、

「彼女の服装が毎日可愛くて、ついついファッションチェックをしています。笑 素敵なセンスをされていますね!!!」

という一言でした。爆

オランダの「褒める文化」に漏れなく私も乗っからせてもらい、気分がアガル面談となりました…←

秋休み明けに、夫が子どもたちに授業をすることに

kinderboekenweekでは、”なりたいものになろう!”というテーマのもと、約1週間、オランダの小学校に通う多くの子どもたちは「仕事」や「社会」について学びました。

その延長線上で、夫がクラスのイベントを管理するママから「クラスで授業をやってみない?」と声をかけてもらいました!…ということで、秋休み明けに夫が娘のクラスで前に立って授業をすることになったのです。

「秋休み後、いつがいいですか?」
という夫の質問に、
「いつでもいいですよ!(全力笑顔)」の担任。

「どれくらいの時間話せば良いですか?」
との質問に、
「どれくらいでも構いませんよ!(全力笑顔)」と、担任。

そう、ここはオランダ。全てが調整可能なのです。

「授業計画とかないんですか?」
と、喉まで出かかりましたが、飲み込みました。←

型にはまってばかりの私たちの脳はこうやってほぐされていくのかもしれません…

ということで、全てが夫に委ねられた秋休み明けの授業が楽しみです。笑

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三島 菜央

Nao Mishima

  • 居住国 : オランダ
  • 居住都市 : ハーグ
  • 居住年数 : 5年
  • 子ども年齢 : 8歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校

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