【オランダ/ハーグ】午後は学童、朝はカフェ営業の”カフェ×学童”

こんにちは!今日は朝から仲良くさせてもらっているママに連れられ、近くのカフェへ。夏休みの間はほとんど顔を合わせることがなかったので、”We need some updates!”ということで、お茶に誘ってもらいました。

ベビちゃんfriendlyな場所がいい

よちよち歩きのベビちゃんがいるその友だちは、お茶をする時はできるだけカフェにおもちゃがあるところを選んでくれます。

ママ同士話したいこともたくさんあるので、自分たちの会話に集中できる環境があるカフェは私たちにとってありがたいところ。

今日は「良いところがあるから自転車で行こう!」と一緒に自転車を走らせ、ベビちゃんも一緒に3人でカフェへ向かいました。

なんと学童の看板が?

カフェに着くと、そこにはハーグでも大きな学童グループの看板が。
「ここはbuitenschoolse opvang(学童)?」と聞くと、「放課後はね!」と言うママ。そう、ここは学童でもあり、カフェでもあるのです!

放課後は学童でもあるため、店内には十分と言えるくらいの量のおもちゃがあります。おままごとセットに、LEGOスペース、ブロックにお着替えスポット、本を読む場所や、お絵描きができる場所…子ども用のトイレもあるし、何から何まであります。

その一角に、子どもの手が届かない高さに設置されたバーカウンター。
エスプレッソマシンが置かれ、温かい飲み物をサーブできるようになっています。

ママはおしゃべり、子どもは遊びに夢中

一度子どもをおろせば、もう遊びに夢中。ママは子どもを見渡せる範囲にあるソファに座り、おしゃべりができるのです。

また、オランダの学童では子どもに食べものを与えることが多いので、子ども向けの食料もあるため、子どもが何かを食べることもできます。いわゆる”child-friendly”なカフェであるということですね!

みんながappreciateできる環境のつくりかた

私が以前訪れた公立の中高一貫校の一角はシェアオフィスになっていて、中高生と企業の人々が同じ建物の中で時を過ごせる仕組みになっていました。

そして今日訪れたカフェは午後は学童で、午前中はカフェになる。

「安全面は?」「衛生管理は?」「本当にメリットがあるのか?」など、もちろん全く考えていないわけではないと思いますが、どちらかというとオランダでは「とりあえずやってみてどうなるか見てみましょうか」というマインドで物事を進めることの方が多いと聞きます。

つまり、やってみてダメそうだったらやめれば良い話じゃないですか?と。

もちろんトライするにはコストがかかるので、一概になんでもかんでもというわけではありませんが、やる前から予測できることには限りがあるかもしれないし、やってみて思いもよらないメリットを発見できることもあるかもしれません。(人生って往々にしてそういったことがありますよね)

今日のカフェは私にとって「オランダ人って本当に合理的だな」と再確認する経験になりました。何より、ママがしばしの間「自分」として話をすることで、いろんなことから解放される時間が素敵だと思いました。

「つべこべ言わずにやってみればわかるさ!」

そんなメンタリティのあり方を改めて感じた朝でした!

この記事を書いたボーダレスライター に
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三島 菜央

Nao Mishima

  • 居住国 : オランダ
  • 居住都市 : ハーグ
  • 居住年数 : 5年
  • 子ども年齢 : 8歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校

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