【オランダ】ホームスクーリング2週目−学びを共有すること

学校閉鎖延長が決まってしまいました、オランダからこんにちは(涙)

2月8日から小学校再開の見通しです。
1月25日に再開か?と淡い期待を持ってしまっただけに、延長を聞いたときはいささか落ち込みました。

その他、自宅へ招待できる人数が2名から1名に減ったり、夜間の外出禁止などの追加規制も出されました。変異種の拡大が規制を強化させています。

忍耐力が減っていき〜酒量が次第に増えていくぅ〜

それにしても、夜間外出禁止の例外が『看護、介護、警察など夜間勤務、犬の散歩。』………犬の散歩て!
思い返せばロックダウンの発表には必ずと言っていいほど「犬の散歩」への言及があるような。

ユニセフによる子どもの幸福度調査ナンバー1の国・オランダですが、犬の幸福度も限りなく首位のような気がいたします笑。

さて、我が家のホームスクーリング現況ですが、次女もzoomの授業がスタートして、午前中は各部屋でそれぞれリモートワークです。

・パパは自室で仕事
・長女は自室で学校のipadでオンライン授業
・次女はリビングで私のPCでオンライン授業

…コロナ以前には想像できなかった光景です。
長らく強制的にこんな生活を続けると、これまでの「通常」ってなんだったのか、もはやよくわからなくなってきますね。

次女はまだ一人でホームスクーリングをこなすことはできないので、私は次女のサポート中心。

長女は、毎日先生と6名程度のグループレッスンなので基本的には自力でできますが、その他日本語補習校の宿題や授業以外のオンライン自習のサポートは多少する必要があります。
長女の先生はオンライン学習を進めているかどうか意外とチェックしています。デジタル学習は先生と生徒がどこにいても進捗状況を共有できるメリットがありますね!
…まぁつまり、遠隔地とて、やっていないとバレるということでございます、がんばります。。

そんなこんなで、前回に引き続き、まだお勉強感の薄くバリエーション豊富な次女の2週目の課題について少しご紹介します。
(次女はグループ1という学年、日本でいう年中さんです)

まずはカラフルな軽量粘土。
週に一度取りに行く学校からの教材の中に入っていました。

「美しいものを作ってね!そして写真を送ってね!」とのこと。
ざっくりした発注です笑。

粘土で楽しく遊べば良いと解釈いたしまして、次女は大好きなウサギやら、

これまた大好きなカエルやらをせっせと作り、

いつのまにやら長女も参戦して、、、なにやら動植物をたくさん作りました!!!

軽量粘土はこれまであまり買ったことがなかったので、学校から提供されたことでとても良い機会となりました。
乾燥させてからが魅力的なんですねー!壊れにくいし軽くてふわふわ。
扱いやすいためか、その後娘たちはお人形遊びへと発展、たくさん遊んでおりました。
作って終わりにならず、良い素材だと思いました〜!

その他には、「アイスクリスタルを切り紙で作りましょう!」という課題もありました。

やはりもれなく長女も参戦。

普段の学校では兄弟姉妹が何をやっているのか、娘たちが何を学習しているのか、話を聞いて知ることはできても「体験すること」は不可能です。
家で取り組むことで、こうして「姉妹がお互いの課題を共有できる、親子が学びを共有できること」はまさにホームスクーリングならではの良さだな〜と思います。

日本だったら折り紙でよくやりますが、円からのスタートです。

アイスクリスタルというかお花のようですが、開いたときに思いがけない形が現れ出る面白さはやみつきになりますね!

こちらはプリント学習をしているところです。

絵の文脈を理解して、数字を振って並び替え、塗り絵をします。
数字の理解と論理的な思考を促すタイプのワークでしょうか。

あと、教材の中にチョークが入っていました。
先生から送られてきた手作りYoutube動画によると、「歩道に数字や矢印を書いてルールを作り、ケンケンパで遊びましょう!」という、体育的なことのようです。

むしろこれはお母さんがやる必要があります、運動不足がひどい…!!

全ての課題にもちろん「学習のめあて」が見え隠れするものの、多要素・複合的で、子どもにとっては楽しみながらできるような課題が中心なので、娘もそこまで苦にならずに取り組むことができています。

しかし問題は私ですね〜。

現在は3週目が終わったところですが、こうして2週目を振り返っただけでなんだかもうお腹いっぱい…うぅ…ホームスクーリング長いです…

前回記事に書きましたが、1週目に作った “vetbal” 。
その後も定期的に観察に行っていますが、

ひとまわり小さくなりました!!!

どんな鳥が食べてるんでしょうか??
頭上を飛ぶ鳥をしばし見てみると、スズメの他に、黒くて鮮やかなくちばしの小さめの鳥を見かけます。
調べてみると、クロウタドリ(blackbird)という鳥さんかなあ…?と思います。 

近所にもバードフィーダーをお庭に置いているおうちがあって、緑の鳥が良く止まっています。

これは野鳥のインコでしょうか??

 vetbalを作ったことで、これまで全く興味のなかった野鳥に自然と目が行くようになり。カモメや鴨や白鳥やオオバンなどの水鳥にパンをあげるのも楽しみになってまいりました。

…そうなんです、ホームスクーリング、悪くないんです。
家族で学びを共有することで、生活においても考え方や見え方の変化・広がりが確実にもたらされています。

これこそ学習の本質…この思いを噛み締めまくって。

残りのホームスクーリング、乗り切ろうと思います!!!

この記事を書いたボーダレスライター に
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有川 敦子

Atsuko Arikawa

  • 居住国 : オランダ
  • 居住都市 : アムステルダム
  • 居住年数 : 3年
  • 子ども年齢 : 6歳、4歳
  • 教育環境 : 現地公立小学校(ニューカマークラス、ダルトン・プラン)

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