【アメリカ】祝!Pre-K卒園!

8月14日は、Pre-Kinder(略してPre-K)として保育園へ登園する最終日でした。

本来ならば、この日をもって完全に保育園を卒園し、翌々週から長男同じ小学校のKinderに通うはずでしたが、「今月で保育園卒園!のはずが…」という先日書かせていただいた記事の通り、次男は来週からもKinderとして、毎日この保育園でお世話になる予定です。

もちろん、小学校が通常通り登校可能になれば、保育園は辞めるつもりですが、私たちの学校区は、最低でも来年1月まで小学校の完全オンライン化が決まっているので(状況によってはもっと延びる可能性も…)、少なくともあと数ヶ月は通うことになりそうです。

しかし、卒園は卒園!
ということで、Pre-K最終日の金曜日は、一年間お世話になった担任と副担任の先生に、お手紙と、ちょっとしたギフトを渡しました。

一年前は全く書けなかった英語も、サポートすれば、少しずつ書けるようになってきました。
そしてこちらは、先生からいただいた、一人一人お手製の、写真アルバムとシャボン玉。

渡米直後から約1年4ヶ月お世話になりましたが、園生活が「楽しい」と言えるようになってきたのは、本当に最近。
初めの半年間はほぼ毎朝泣きながら私と別れ、次の半年間は泣く頻度こそは減ったものの、「行きたくない。」を連発。
そして1年以上経ってからようやく「今日な、めっちゃ楽しかってん!」の声が聞けるようになりました。(ここまで辿り着くのに、長かった…泣!)

お友達と一緒に遊んだ話や、先生を笑わせた話、自分で作った作品や描いた絵を、自慢げに見せながら説明してくれる、お迎え直後のキラキラした息子の目は、その日も充実した一日を過ごせたことを物語っていて、そんな息子の姿を見るのは、私にとっても幸せな時間でした。

ではなぜ、約一年もの長い間、登園を嫌がっていたのか。
確かに、お友達や中国人の彼女(!)が出来たりして、楽しそうに過ごす日もありましたが、やはり一番苦痛だったのは、英語でのコミュニケーション。
先生やお友達が、何を言っているか分からないし、自分が言いたいことも言えない。これが、息子にとって一番辛そうでした。

朝、送り届ける時は、泣き叫ぶ息子を必死に教室まで連れて行き、私が教室を後にしようとする時は足にしがみ付いて離れなかった息子。その泣き顔に、何度も胸が締め付けられ、こんなに嫌がっているのに無理やり連れて来て置いてくる私は、息子の気持ちを大切にしてあげられないダメ母なのか…と思い悩むことも、しばしばありました。

そんな息子と私にとって、担任の先生以外に、心の支えになった特別な方がいます。それは、保育園で毎日給食を作ってくれている先生です。

私からなかなか離れられない息子を見兼ね、給食室からわざわざ出てきてくれて、泣きわめく息子を抱き上げ、暴れる息子にひたすら優しい言葉をかけて、落ち着かせてくれました。それも、ほぼ毎日です。

また、給食を配りに教室へ来た時もハグをしてくれたり、日本人はりんごの皮を食べない事を知っていて、息子のりんごだけ皮を剥いて出してくれたり、誕生日にこっそりプレゼントをくれたり…ここには書ききれないほどの沢山の愛を、息子に注いでくれました。

息子も、ただただこの給食の先生に会いたいからという理由で、なんとか通えていたといっても過言ではありません。私にとっても、本当に心強い存在でした。

さて、Pre-K最終日だったこの日の夜、夕飯を食べながら息子が「最初らへんめっちゃ泣いたよなー!」と笑いながら話したのに対して、「ほんまなー!笑」と、一緒に笑い飛ばしました。これまで私が感じていた、胸の窮屈な感じが、この息子の一言でスッと飛んでいったような気がしました。

また、「Kinderになっても(保育園へ)行けるなんてラッキーやわ〜!行って英語勉強してくるわ!」と勢い良く言い放った息子の言葉が、頭から離れません。
あんなに泣いてたのに…笑!

これからしばらく、次男の通うSchoolのカテゴリーは、実際に身を通わせる“デイ・ケア(保育園)”園児のままかもしれませんが、本来Kinderは小学校で学ぶ学年。タブレットを保育園へ持参して小学校のオンライン授業を受けるため、“公立小学校”児童でもあります。
さらに、学費を払ってこの保育園へ通い、保育園独自のKinder教育プログラムも受けるので、“私立幼稚園”園児でもあるのです!
なんとややこしい身分なのでしょう…

仕事と子どもたちの学習サポートの両立が出来るかどうかは、不安でしかありませんが、働くことを続けると決めたのも、私。
今しか出来ないこと、今だから出来ること。
それぞれの取捨選択は未だに模索中ではありますが、私らしく子育てしていきたいと思っています。

卒園、おめでとう!!

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